きれいな店舗を保つために~飲食店ならば考えておきたい、お店のクリーニング

飲食店の場合、それ以外のお店とは異なり、「清潔さ」を保つことは文字通り命に関わることです。
汚くて不潔な飲食店など、お客様は足を踏み入れたいと考えないことでしょう。人によっては、お店に入った瞬間引き返してしまうかもしれません。また、汚いお店では食中毒や異物混入といった問題も起きやすくなるでしょう。
そのため、飲食店にとっては「店をきれいに保つこと」は非常に大切なのです。

今回は、それを「店のクリーニング」という観点から見ていきましょう。

飲食店、清掃にかける費用は60000円以下が主流

飲食店を考えるうえで、非常に興味深いデータがあります。
これは、2009年から2014年という5年間にわたり、株式会社シンクロ・フードが運営する「飲食店.COM」で見積もりをとった人の統計をまとめたものです。3113件という、かなりたくさんの数字を元にしたこのデータでは、「飲食店がクリーニングのためにかける金額」というのが如実に現れてきます。

「清掃のためにどれくらいの費用をかけるか」と設問の答えとしては、
10000円以上30000円未満 39パーセント
30000円以上60000円未満 38パーセント
60000円以上90000円未満 9パーセント
90000円以上       14パーセント
という結果が出ています。

「60000円以下」と答えた層が全体の80パーセント近くに上っていることは、かなり興味深いものだと言えるでしょう。

また、このデータでは、「どんな業種が、クリーニングを業者に依頼しているか」ということもまとめられています。
全体の4分の1を占めるのが、「居酒屋」です。続いて、18パーセントの「BAR(クラブ)」があります。お酒を出して、夜中までやっている店舗はクリーニングを外部に委託しているケースが多いようです。

私たちが一般的に「飲食店」「レストラン」と聞いて思い浮かぶお店の形態は3位以下です。
3位に入っているのが「中華(ラーメン店など)」で、これが10位です。頑固な汚れが目に付くことが多いため、この順位になったのだろうと専門家は見ています。

それ以降は、「洋食屋」「喫茶店」などが続きますが、これらはいずれも10パーセントに満たない数です。
「居酒屋」「BAR」「中華料理屋」で全体の50パーセントを越えていることを考えれば、これらがいかに特殊な形態であるかがわかるでしょう。

クリーニングを頼むメリットとは

飲食店において、クリーニングを頼むことには大きなメリットがあります。
まず、上でも軽く触れたように、
「夜中までお店をやっていている。クロージングをした後に従業員を拘束して掃除までやらせるのは無理がある」
「ただでさえ人手が不足しているのに、掃除などに人材を回すような余裕はない」というケースです。クリーニングを外部に発注することによって、従業員の負担を減らすことができるのです。

次に挙げられるのは、「専門業者ならではの技術で、飲食店を磨き上げられる」ということです。
中華料理屋でクリーニングを頼む場合は、主にこれが理由となるでしょう。

どれほど丁寧に磨いていたとしても、家庭用の洗剤で落とせる汚れには限界があります。
市販されている潜在を使っても、なかなかきれいにならないということもあるでしょう。
しかし、店舗のクリーニングを専門で請け負っているところの場合、使う洗剤も、そしてそれを扱う人材もプロフェッショナルです。そのため、頑固な汚れもきれいに落としてくれることでしょう。

クリーニング業者の選び方について

では、店舗に入ってもらうクリーニング業者は、どのようなものが望ましいのでしょうか。

店舗のクリーニングは、家庭のそれとは異なり、「大まかな料金」を出しにくいものです。店舗の規模にもよるところが非常に大きいからです。そのため、まずは無料の見積もりをお願いしましょう。現在はほとんどの業者で、「見積もりまでは無料」としています。このときに上がってみた見積もりを見比べて精査していくわけですが、「A社に入っていてB社に入っていないプラン」「D社ではオプションとなっているが、C社では標準装備となっているもの」などはないかも確認します。

お店によっては、「早朝しか受け入れられない」「夜間にしかきてもらえない」というところもあるでしょう。そのため、「どの時間でも対応してくれるのか、対応してくれるのだとしたら割増料金はどのくらいか」も調べておきたいものです。

技術力ももちろん大切です。
最初の段階では継続契約をせず、まずは1回だけお試しで入れてみましょう。そのときのクリーニングの状態によって継続の依頼をするかどうかを決めることをおすすめします。店舗のクリーニングはやはりお金もかかりますし、納得のいくところを選ぶことが重要になるからです。

「外部の力を借りて、店をきれいに保つこと」は、衛生観念の観点からも推奨されます。
たしかにお金はかかりますが、その費用に見合った効果が得られるケースも多いので、導入を考えてみてはどうでしょうか。