成功するために覚えておきたい、飲食店のコンセプトの決め方

飲食店を開業する前に決めることはいくつかありますが、その中でも重要なのが「コンセプト」です。成功するかどうかの決め手にもなると言われています。どのように決めればいいのか、そのコツやコンセプトの基本的な考え方についてご紹介します。

コンセプトとは?

コンセプトとは、お店の基本的な理念や概念です。売れるメニュー開発やお店の資金調達よりも重要と言われているコンセプト。飲食店開業をしたいなら、まずはこのコンセプト設定から始めてみましょう。

アイデアをたくさん出してみる

まずはコンセプトの基盤となるアイデアをたくさん出してみましょう。「アメリカンテイストのカフェにしたい」「地元の食材を美味しく料理して提供したい」「話題のスイーツを取り扱いたい」など、どういったイメージのお店にするか、どんなメニューを出すかを大雑把で構いませんので、考えてみましょう。

自分の好きなメニューやお店の雰囲気、最近流行のグルメや話題のスイーツなどのトレンド情報など様々な飲食店の情報をチェックして、自分がどんなお店を開いてみたいのか考えていきます。

アイデアを出す段階ではひとまずざっくりと、簡単なもので構いません。沢山のアイデアを書き出してみて、そこからより良いものを選び、さらに具体的なコンセプト作りをしていきます。

5W1Hを考える

どんなアイデアの元にお店づくりをするかを決めたら、具体的なコンセプト作りの元となる骨組みを作っていきましょう。そのためには5W1Hで考えることがポイントとなります。

WHY (そのジャンルにしたい理由)

まずはなぜ自分がそのジャンルの飲食店を開業したいのか、考えてみましょう。よく考えてみると特に理由は無いかもしれない…。という場合もあります。その場合は、アイデア出しからやり直して自分が納得できる・自信を持てるジャンルのお店にしていきましょう。

WHAT (何を売るか)

レストラン・カフェ・ラーメン店・専門店などのおおまかなジャンルが決まれば、どんな商品を提供するのかを考えます。定番人気のメニューはもちろん、お店独自のメニューを開発することは飲食店成功の秘訣です。競合店やトレンドなどをリサーチしつつ、考えていきましょう。海外で話題のグルメなどを参考にしてみるのもオススメです。

WHO (どんな人に売るのか)

メインとなるターゲットを設定します。幅広い層の顧客をターゲットとしてもいいのですが、具体的にメインとなるターゲットを設定することでより良いお店になっていきます。ターゲットを設定する際は「若い女性」「働く男性」というものだけでなく、「20代後半でOLをしていて、○○が好きな女性」「毎日ランチは外食をする○○系の企業に勤める男性」といったように、具体的に考えるとイメージが付きやすくなります。年齢・性別・職業・家族構成・飲食店を訪れる時間帯の5つを決めておきましょう。具体的なターゲットが決まると、価格設定やメニュー作りもしやすくなります。

WHEN (どの時間帯に売るのか)

どの時間帯をメインに営業するのかを決めましょう。ターゲット設定をした時に決めた「顧客が訪れる時間帯」をメインにお店の営業時間を考えます。飲食店の場合は仕込みや準備の時間も考慮しなければなりません。自分はもちろん、スタッフを雇う際は労働時間が増えすぎないように調節することも大切です。

WHERE (どこで開業するのか)

立地条件は、飲食店においてとても重要なポイントです。しっかりとしたコンセプトが合ってもお店の雰囲気に合っていない場所や、人が全く気が付かない場所で開業しても顧客は集まりません。メインターゲットや時間帯を考慮して、より顧客を得られる場所を探しましょう。

HOW (どんな風に売るのか)

接客方法や広告方法を考えます。接客におけるお店のルールを決めたり、お店の雰囲気に合わせたスタッフの振る舞いはどんなものがベストかを考えましょう。メインターゲットに受けの良い接客方法が何なのかリサーチしておきましょう。
また、看板を使ったりインターネットを使ったり、様々な媒体でお店を宣伝する広告方法も考えなければなりません。広告にはお金がかかるので、予算を考えながらお店に合った広告方法を探しましょう。メインターゲットがよく訪れそうな場所にチラシを配ったり、看板を設置するなどここでもメインターゲットを意識して考えます。

~具体例~

アイデア「アメリカンテイストのカフェにしたい」

WHY アメリカに住んでいたことがあり、アメリカ文化に詳しい
WHAT 本場のインパクトのあるメニューを日本の食材でアレンジして提供する
WHO トレンドが好きな20代前半の学生・30代の男性でガッツリメニューが好きだけど健康も気になっているという既婚の男性
WHEN 11時から17時まで
WHERE 昼も夜も人通りが多いビル街
HOW アメリカらしく、元気のある接客。広告はインパクトのある看板を目立つ場所に設置・ネットでもHPを作ったりfacebookページを作って宣伝する

ここまでコンセプト作りが進めば、大体の骨組みが出来てきましたね。ここからそれぞれの項目に矛盾がないか、整合性が取れているかどうかをチェックしながらさらに精査していきましょう。
そして、このコンセプトを元にメニューの価格設定や内装や外装などの細かい部分を決めていきましょう。