飲食店で食べるランチの値段!適正金額は○○円?

気軽に楽しめるランチは、多くの人が愛している選択肢です。ある人は休日に恋人と一緒にちょっとリッチに、ある人は仕事の昼休みに大急ぎで、ある人は友人とおしゃべりをするときに、とさまざまな楽しみ方があります。

では、このようなランチの適正価格はいくらくらいなのでしょうか。飲食店側の視点から見ていきましょう。

外食のランチの平均額は822円

2014年に、マネースクウェア・ジャパンが行った非常に興味深いデータがあります。これは全国の成人(69歳まで)の400名を対象に、インターネットを使って4日間にわたって実施されたアンケートです。

このアンケートのなかで、「外食ランチにかける金額はいくらくらいか」という設問がありました。その設問の回答として、男性は777円、女性は876円が平均支出である、とわかりました。

男性と女性の間でやや開きがみられますが、これは、男性にとっては外食は毎日のことであり、女性にとってはイレギュラーなことであるからでしょう。実際、それを裏付けるように、「仕事がある日の昼食は外食で済ませる」と答えた男性は49パーセントあるのに比べ、女性は「お弁当を持参する」と答えた人が64パーセントになっています。

男性の1位は「外食」ですが、女性は「お弁当」が1位であり「外食する」と答えた人は40.5パーセントにとどまっているのです。

働く人向けのランチメニューは700円~900円に抑えたい

このように考えていくと、飲食店が設定すべきランチの価格が分かってきます。

ビジネス街に位置しており、お客様の大半が会社勤めの人であるのなら、ランチタイムの料金はその人たちをターゲットにして設定しなければなりません。そうなると、700円~900円程度の値段設定になるでしょう。

多くの飲食店は、ランチタイムのメニューにもバリエーションを持たせます。数種類のランチメニューのなかから好きなものを選べるようにしているところもありますし、日替わりでメニューを変えているところもあります。

逆に言えば、「ランチメニューは1種類。しかも毎日一緒」というのは危険だということです。来客の中心が「近場の会社の人」であるのなら、その人たちは高い確率でリピーターになってくれるからです。その人たちにとっては、あなたのお店のランチは、「毎日食べるもの」です。どれだけおいしいものであっても、毎日同じものを食べていれば飽きてしまいます。

700円~900円台のなかで、いくつかのバリエーションをもたせるとよいでしょう。また、経営が許すのであれば、思い切って500円程度のランチを用意してみるのも一つの手です。ワインコインで食べることができる、というのは、お客様にとって大きなメリットだからです。

高級店ならば3000円以上のランチも受け入れられる

上でお話したのは、「日常の昼食としての値段」でした。では、高級店はどうなのでしょうか。(高級店の定義は人それぞれで違うと思われますが、ここではディナーで1万円以上かかるお店を想定しています)

高級店の場合は、価格設定が大きく異なります。3000円以上のランチメニューを提供しているところも決して珍しくありません。

このようなお店の場合、ランチタイムは「ディナーの廉価版」「ディナーよりも気軽に来ることができる値段で、そのお店の雰囲気や味を味わえる」というメリットを持っています。そのため、サービスの質自体はディナーとは大きくは変わりません。食材の面ではディナーより劣ることはありますが、その洒脱さや技術はランチタイムにもしっかりと反映されています。また、来訪する人もそれを期待しているため、料金が高く設定されていても気にしません。

ただ「プチコース」のようなかたちで、1000円台のコースも用意しているところも多いので、この点には留意しておきましょう。前菜とメイン、そしてデザートで1500円くらいの設定にしているお店もたくさんありますね。

個人的な感覚について

ここからは私個人の感覚についてお話していきます。私の場合、友人と一緒に楽しむ1200円程度のランチならば、味はそれほど気にはしません。場所代もあるからです。「おいしくなくてもまずくなければいいかな」と感じる程度です。また、仕事の合間に食べる場合の平均相場は700円程度です。

ただ、2000円くらいになるとやはり「味」を求め始めます。また、3000円を超える場合は、「味」に加えて、「雰囲気」「接客」も良くなければ嫌だ、と感じます。これは一般的な感覚とそれほどかい離していないと思われます。

ランチメニューを設定するときは、「自分のお店の傾向はどのようなものか」「ランチタイムの客層の中心はどんなお客様なのか」をしっかりと考える必要があります。また、場合によっては、安いプランと高いプランを両方提示することも必要かもしれません。ランチタイムにかける費用は、ある意味では、ディナータイムのそれよりもシビアなのかもしれませんね。