飲食店でのノロウイルスとは

飲食店では感染症や食中毒には十分気を付けておくべきである。その中でも特に気を付けるべきだと言われているのが、ノロウイルスである。

ノロウイルスとは非常に感染力の強いウイルスで、冬の時期に特に流行しやすい。食品等を介して感染し、感染すると嘔吐や下痢、腹痛などの症状が出る。健康な成人でも重い症状に悩まされることが多く、子供や高齢者の場合は重症化すると入院が必要になるケースもある。

ノロウイルスは他のウイルスと違い、アルコール消毒があまり効果がない点や空気感染してしまうこと・一度かかっても再び感染してしまう可能性が高いという特徴がある。そのため、インフルエンザと同様に飲食店では注意しておきたい感染症となる。中には「ノロウイルスは飲食店が最も注意すべき感染症」と考えている飲食店関係者も多い。

もしノロウイルスの集団感染が飲食店で起こった場合は、営業停止処分となるケースがある。数日の営業停止処分が起きただけなら特に問題が無いように思えるが、マスコミにノロウイルスの集団感染があったことが発表されてしまったり、口コミなどによる風評被害が起きてしまう可能性がある。

飲食店で行うノロウイルスの対策方法としては、スタッフが徹底的に手洗い・うがいなどの殺菌をすること・人が触れる機会が多い部分の殺菌を徹底する・清掃を徹底する・食材の過熱を十分行っておくなど様々な方法がある。

調理時には、調理器具の消毒・下準備の際の手洗い・盛り付けの際は使い捨て手袋を使う・といった工夫が重要となってくる。特にノロウイルスが流行する時期には十分に気を付けておくべきである。

そしてもう1つ気を付けたいのが、ノロウイルスは嘔吐物からも感染する可能性が高いという点である。以前飲食店で顧客が嘔吐し、そこからウイルスが飛散して集団感染がおこったという事例もある。もし顧客が嘔吐してしまった場合は、処理の際にはマスクと手袋をしっかり着用し、塩素系の消毒剤を使ってしっかり殺菌をすることを心がけておこう。特にお酒を提供する飲食店では顧客が嘔吐してしまうケースも多くなるので十分に注意しておくべきである。

飲食店でノロウイルスが集団感染した事例としては、ウイルスに感染した人が取り扱った食品を介して集団感染するケースも多いと言われている。スタッフにはノロウイルスの疑いがある場合は速やかに病院で診断を受けるように伝えておこう。そしてノロウイルスに感染しないように十分気を付けるように衛生管理について徹底的に教育しておくことも大切である。