飲食店でオリジナルドレッシングやソースの販売をする際に気をつけるべき事

飲食店の経営が安定して人気が出てきたら、オリジナルソースやドレッシングの販売を考えるようにもなります。

また、お客様から「販売してほしい」との要望が来ることも・・。オリジナルソースやドレッシングの販売は売上アップ効果や宣伝効果がありますので、積極的に行うべきです。ですが、注意点もありますのでしっかりと確認しておきましょう。

保健所の許可を確認する

ソースやドレッシングを販売する際には、販売するものの選択や価格などに気を取られがちですが、まずは許可関係の確認が必須です。

場合よっては許可が必要なことも

飲食店はそれぞれの形態に合わせて、保健所の検査を受けて許可を受けています。

今取っている許可の範囲内にオリジナルソースやドレッシングの販売が含まれるかをまずは確認しましょう。

場合によっては、ソース製造業の許可が新たに必要になるケースもあります。

販売のために準備をしたあとに、許可関係の不備に気づいてあせることがないようにしましょう。新しい許可には設備投資必要というケースもありますから、先に確認が必要です。

家庭で保管、使用することを考慮する

販売後の保管方法にも心を配りましょう。オリジナルソースやドレッシングを購入するお客様の目的は”店と同じ味”です。買ったのに「味が違う」となれば、客足が遠のくことにもなりかねません。

温度管理は家庭によって違う

飲食店での提供用であれば、スタッフに周知すればかなり徹底した温度管理が可能です。

ですが、家庭ではそうはいきません。温度管理の基準は人それぞれです。神経質な人もいますが、かなりいい加減な人もいます。

しっかりとアナウンスをしても守らない人もいると考えて、多少の温度変化があっても味が変わらないものを販売しましょう。

デリケートなソースやドレッシングを販売するなら、販売方法やお客様へのアナウンス方法に工夫が必要です。

家庭用冷蔵庫での保管

販売されたソースやドレッシングは基本的には家庭用冷蔵庫での保管になります。

飲食店経営や調理をしていれば、冷蔵庫の位置で温度が違うことは常識です。ですが、一般家庭では冷蔵庫の中は等しく冷蔵庫!という認識をされています。

温度が上がりやすいドアポケットで保管される可能性があることを理解しておきましょう。

使用方法や分量などをしっかり案内する

保管の前項でも触れたとおり”店と同じ味を家庭で再現すること”が主なニーズとなります。
ただ、ソースやドレッシングを売っただけでは足りません。どう使えば飲食店で提供している味になるのかをアナウンスする必要があります。

使用方法の案内

ソースやドレッシングの使用方法は細かく丁寧にお客様にアナウンスしましょう。

また、どんな食材と相性がいいのかやどんな調理方法が適しているかなども併せて案内すると親切です。

レシピの重要部分の開示にならない程度に、でも、店と同じ味を再現できるようにご案内しなければいけません。とても、微妙な判断になりますので、スタッフのトレーニングも必要です。

アレンジレシピなども

せっかくソースやドレッシングを購入してくださるのですから、家庭で出来る簡単なアレンジレシピもご紹介しましょう。

厨房のスタッフと相談をして、家庭向けのレシピを作っておきましょう。

在庫過多にならないように注意する

オリジナルソースやドレッシングの販売を開始する時には、どのくらい売れるか・・はかなり未知数でもあります。製造する量には注意しましょう。

売り切れは悪いことではありません

たくさん売りたい!売り切れにするのはもったいない!と意気込んで大量に製造して余ってしまうと元も子もありません。

売り切れにすると「もったいないなぁ」と考えてしまうかもしれませんが、売り切れは人気の証拠でもあります。

売り切れで買えなかったものは、次回の来店時にあれば必ず欲しくなる・・という心理もあります。
確実に売上に繋げたいなら、予約や発送などに対応するという方法もあります。

売り切れの場合の対策はあるのですから、見切り発車で大量に製造するのはやめておきましょう。

目安は余っても使える量

在庫過多がビジネス上良くないことはご理解いただけたかと思います。

では、どのくらいが目安になるのでしょうか。

「来客数などから予想した最低売上本数を下回っても、賞味期限内に飲食店で使い切れる量」がベストです。

余らせて捨ててしまっては、徒労の末にお金を捨てたのと同じ事です。

余っても捨てずに厨房で使い切れる量なら、最悪の結果は避けることができます。

まとめ

飲食店でのオリジナルソースやドレッシングの販売は、人気のバロメーターでもあります。売上アップや宣伝効果など計り知れない効果がある反面、保健所の許可や製造設備、味の管理などに心をくだく必要があります。

まずは、許可と設備を次に味の管理を、最後にレシピや使用方法の案内を考えていきましょう。