ペット同伴のお客様への飲食店側の対応のポイント

お断りするケース

盲導犬や介助犬ではなく、ペットを連れてのご入店を希望される場合は、お断りするという方法もあります。

実際、ペット不可の飲食店はたくさんありますし、一般的な常識に照らし合わせても”許可がない限りはだめ”という認識をされています。

衛生上の問題や、お店の雰囲気を維持するため…アレルギーへ対応など理由は様々です。”ペットは一律でお断り”という対応は間違いではありません。
ペット同伴不可の理由は、誠意を持って説明するように心がけましょう。

条件付きで入店していただくケース

・テラス席のみOKという方法

基本的にはお断りではあるものの、テラス席のみペット同伴可という方法もあります。

外であれば、他のお客様へ迷惑になりにくくそして抜け毛なども店内のようには気を使う必要がありません。

テラス席で対応出来そうであれば、せっかくご来店いただいたお客様をお断りするよりも、条件付でも対応する方が有意義な選択といえます。

ペット同伴可能を売りにするケース

・ペット同伴可の飲食店には一定のニーズがあります。

ペット同伴可の飲食店には、ペットを連れてドライブや旅行を楽しむ人にとっては貴重な場所となります。

いわゆる”猫カフェ”のようなサービスではなく、普通の飲食店だけどペット可というお店はそう多くありませんから、口コミでの集客を期待することができます。

・アレルギーなどの方は来店を避ける

多くの飲食店がペットをお断りする理由のひとつにアレルギーがあります。

初めからペット可を売りにするのであれば、アレルギーの方は来店を避けますので店側がペットアレルギーに神経質にならずにすみます。

ペット可にするなら用意しておきたいもの

・ペット用の水とお皿

同伴で入店するペットは犬がほとんどです。ペット同伴可を売りにするのであれば、犬用のお水とお皿は必ず準備しておきましょう。

・ペット用のトイレシートとビニール手袋

どんなにしつけの行き届いたペットでも、粗相をしてしまうことはあります。そんなときにも慌てずに対応出来るように、ペット用のトイレシートや、吸水性に優れたペーパー、使い捨てのビニール手袋は必須アイテムです。

衛生上の問題もありますので、すぐにかたづけられるように取り出しやすい場所に置いておきましょう。

・消臭剤は必須

綺麗なペットでも、やはり臭いや粗相はあります。これは仕方がないことです。

ペット同伴可が売りであっても、やはり飲食店ですから食事を提供する場所です。

臭いはなるべくさせない方がいいわけですから、置き型消臭剤とスプレータイプのものと両方準備しておくととても便利です。

・小型掃除機

トリミングの行き届いたペットでも、多少の抜け毛はあります。
ペット同伴可とはいえ、料理への毛の混入は絶対に避けなければいけません。

小型の掃除機があれば、床やテーブル、座席などをしっかり清掃することが可能です。できるだけ音の小さいものがベストです。

・おやつ

ペットのおやつは、有料サービスにしてもよいかもしれません。

おやつを上げる事で飼い主さんもペットも満足できますし、売上にも貢献してくれます。

また、ごく稀ではありますが飼い主さんのお食事中にペットが逃げてしまうことがあります。呼べば帰ってくるようなペットばかりではありませんので、おやつがあると呼び戻しが楽になります。

注意点は?

・車内に放置していないか

ペット同伴不可とお伝えしたお客様が、ペットを車内などに放置してから入店するケースがあります。
とても残念なことに、ペットを生き物と考えていない飼い主さんも時にいらっしゃいます。

ペット同伴をお断りしたお客様が、人間だけで再入店された場合は、不当に放置していないかには注意したほうがよいかもしれません。

飲食店の対応とは関係ないようにも思えますが、万が一「あの、お店が入店を断ったから車に置いてきたペットが命を落とした」などと噂がたつことも考えられます。また、暑い日に車内に放置されたペットを見殺しにして飲食物を提供するのは、人としても飲食店経営者としても避けるべきです。

・消毒はしっかり

ペットが座っていた場所や粗相をした場所はしっかりと消毒するように心がけましょう。

ペット同伴可であっても、衛生管理は他のお店と同じレベルでなければいけないことを肝に命じておきましょう。

・ケンカにも注意

飲食店に一緒に来店するようなペットは、基本的にお出かけにも慣れていて無駄に吠えたりケンカをしたりすることはまずないといえます。

それでも、犬同士でケンカになりそうなときは飼い主さんと相談して席を離すなどの措置をとりましょう。

まとめ

ペット同伴をお断りするのは簡単ですが、ペットとのお出かけや旅行がめずらしくない流れを考えると、受け入れるという方法もあります。

どこまでの対応なら無理なくできるかを、考えた上でシステムを構築しましょう。