ポンカンの旬

ポンカンの旬は、1月~2月頃です。

ポンカンは11月〜12月頃から収穫されはじめます。収穫されたポンカンは、その後冷暗所でじっくりと熟成させ、食べ頃になったものから出荷されていきます。12月〜3月頃に市場に流通しますが、もっとも食べ頃なのは、1月上旬~2月中旬頃になります。

ポンカンの生産地

ポンカンはインドのスンダラ地方原産のミカン科の柑橘類です。日本には、中国・台湾を経て、明治時代に鹿児島に伝来しました。温暖な気候の土地で育つフルーツで、日本では愛媛・鹿児島・高知などで生産されています。

東洋のベストオレンジ

ポンカンは酸味が少なく、みかんよりも甘みが強いのが特徴です。独特な甘い芳香で、柔らかい果肉を持つポンカンは「東洋のベストオレンジ」と呼ばれています。

外の皮は柔らかく手でむくことが出来、内皮(じょうのう膜)も柔らかいので、みかんのように手軽に食べることが出来ます。この品質と特徴から、新種の柑橘類にはポンカンとの掛け合わせの物も多く、デコポンやタンカンなどもその一種です。

ポンカンの主な品種

ポンカンは、果実が腰高で丸く大きめなサイズの「高しょう系」と、果実が扁平で小ぶりなサイズの「低しょう系」の、大きく2つの品種に分けることが出来ます。

高しょう系は低しょう系よりも収穫や出荷時期が早く、11月〜12月にかけて収穫し、熟成させた後1月頃に旬となります。
低しょう系は12月〜1月にかけて収穫し、熟成させた後2月頃が旬となります。
高しょう系は比較的酸味が弱く、低しょう系は高しょう系よりも甘みが強いという特徴があります。

ポンカンの主な栄養成分

ポンカンには、ビタミンCやビタミンB1、β-カロテンやβ-クリプトキサンチンなどのカロテノイド、カリウムなどが多く含まれています。

美容効果の高い栄養素がたっぷり

ポンカンにはみかんよりも多くのビタミンCが含まれています。ビタミンCは、肌組織を傷つける活性酸素やメラニン色素の働きを抑え、シワ・シミの予防をしたり、コラーゲンの生成も促進します。

β-カロテンは、体内で必要量のビタミンAに変換されます。ビタミンAには皮膚の新陳代謝を高める作用があるので、乾燥肌やニキビ肌を改善し、美肌を保つ効果があります。カリウムには、水分とともにナトリウムを排出する作用があり、むくみを一掃してくれます。

生活習慣病や骨粗しょう症の予防

β-クリプトキサンチンは、みかんの色のもとになる色素で、ヒトの血液中の存在する主要なカロテノイドの一種です。
血中のβ-クリプトキサンチン濃度の高い人ほど、肝機能障害や動脈硬化といった生活習慣病のリスクが低いという研究結果が出ています。また閉経後の女性に多く見られる骨粗しょう症を防ぐ効果もあります。

また抗酸化力が強く、がん抑制効果があることが認められています。β-クリプトキサンチンはポンカンの内皮や外皮に多く含まれています。内皮は比較的柔らかいのでそのまま食べられますし、外皮も調理次第で美味しく食べることが出来ます。

おいしいポンカンの選び方

へたの部分が小さくて、全体的に色付きが濃く、みずみずしいものを選びましょう。比較的形が扁平で、持った時にしっかりとした重みのあるものの方が、果汁を多く含んでいておいしいです。

ポンカンは、果皮と果肉の間に隙間が出来る「浮き皮」という状態になりやすく、触ってみてフカフカし過ぎているようなものは、水分も少なく食味が悪いので避けたほうがいいでしょう。皮が薄く果肉としっかりと張り付いているようなものを選びましょう。

ポンカンの保存のポイント

ポンカンは皮が薄めなので、それほど日持ちする方ではありません。風通しが良く、3~5度程度の涼しい冷暗所で保存するのが望ましいです。

ただし、むき出しのまま置いておくと皮から水分が蒸発し、しなびやすくなるので、ポリ袋などに入れ直接冷気にあたらないようにして冷暗所に置くか、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。保存期間は1週間程度を目安にして下さい。

ポンカンの調理のポイント

生食で

外皮も内皮(じょうのう膜)も比較的薄いので、みかんのように手で外皮をむき、内皮ごと食します。
内皮や内皮についている白いすじには食物繊維が含まれているので、気にならない人はそのまますじごと食べて下さい。
種があることがあるので気をつけましょう。

ケーキやタルトのトッピング

内皮を丁寧にはがし、種も取り除いた状態にすれば、ケーキやタルトにも使えます。甘みや香りが強く、みかんよりも果汁が少ないので、トッピングには最適です。

皮も使って

ポンカンは果肉だけでなく、外皮も食べることが出来ます。
綺麗に洗って砂糖漬けにしてポンカンピールを作ったり、外皮も内皮も使ったマーマレードもおすすめです。