飲食店で雇うスタッフの選定と育成方法

1人やご夫婦で経営・営業するタイプの飲食店であれば必要がない場合もありますが、ほとんどの場合飲食店ではアルバイトやパートなどのスタッフを雇う必要があります。

スタッフを雇う際には、面接などを行いますが、どんな面接をするか・どんな人を雇うかが重要になります。飲食店では接客が重要なポイントとなるため、特に接客を行うスタッフの選び方には気を付けなければなりません。また、スタッフを雇った後は接客や仕事面での教育を行う必要もあります。今回はスタッフ採用の際のポイントと、教育方法についてご紹介します。

まずは募集をかける

スタッフ募集のためには、様々な方法で宣伝する必要があります。お金がかからない募集方法から、費用が必要になるものまで様々な方法があるのでチェックしておきましょう。

チラシを貼る

店舗準備期間は人の目につく機会も多いでしょう。お店の前に「オープニングスタッフ募集」といったチラシを貼っておくと問い合わせが来る可能性も高いです。また、近隣のスーパーやお店などに協力してもらい、チラシを貼ってもらうといった方法もあります。自作のチラシを利用する場合は、費用はかかりません。

求人広告を利用する

新聞の折り込み、フリーペーパー型の求人誌・インターネットの求人情報サイトなどを利用すると、より多くの人の目にとまり、募集が集まってきます。媒体によって費用は様々です。新聞の折り込みなどの場合は応募者が来ない場合もありますが、ネットを使った求人サイトの場合は採用が成功した場合にのみ費用を支払うシステムのものもあります。

求人誌に掲載する場合は、自分が住んでいる地域でよく利用されている雑誌を選んで掲載してもらいましょう。

知り合いに頼む

知り合いに働いてくれそうな人が居る場合は、募集広告などをする必要はありません。大量に人材を集めたい場合には向きませんが、費用も掛かりませんし、採用者の人となりも把握できるので良い採用方法だと言われています。
人材紹介サービスを利用する

登録制の人材紹介サービスも現在は沢山あります。費用も採用されれば必要になるシステムなので、無駄がありません。また、人材紹介サービスのスタッフがお店に適した人を選んでくれるので安心です。

面接のポイント

履歴書を書いてもらい、面接の際はそれを見ながら気になる点を聞いていきます。特に以下のポイントはきちんと確認しておくようにしましょう。

・飲食店で働いた経験があるか
・なぜこの店で働きたいと思ったか
・土日祝日や連休なども働けるか
・家族構成
・以前もアルバイトをしていた場合は、前のバイトを辞めた理由
・時給やシフトの確認

チラシや広告の応募条件に時間帯や日数等を記載しますが、面接の際は改めてそれで問題がないか確認しておきましょう。

スタッフの教育方法

スタッフの教育を怠ると、すぐに辞めてしまう・接客態度に問題が出てお店の評判が悪くなってしまうといったデメリットが発生する可能性があります。お店を人気店にするためにも、コストを増やさないためにも、スタッフ一人一人を大切にして、きちんと教育することが大切です。

まずは自己紹介

採用が決まったら、改めてきちんと話をする時間を作っておきましょう。たわいもない話で構わないので、自己紹介をして自分のこともスタッフに知ってもらいましょう。

スタッフとのコミュニケーションをしっかりとることは、飲食店においてとても大切なことです。解らないことが合っても聞いてもらえないような関係性ではいけません。

経営者とスタッフの間には、「報告・連絡・相談」がしっかりできる関係が求められます。最初に話をしておくことでコミュニケーションを深めるきっかけづくりが出来ます。

ルールやチェックリストを作る

お店の接客や仕事におけるルールをあらかじめ作っておきましょう。スタッフにやってほしいことを紙に書き出しておいて、できればパソコンで文書化しプリントアウトして共有しましょう。

最初は分からないことが多くなります。一度教えてもらっても、慣れていなければ分からなくなるたびに、「どうすればいいですか?」と聞かなければならない状況になることも。そうなると、経営者にも負担がかかります。ルールやチェックリストを作って置くことで無駄な手間やミスを省くことができます。

「顧客が店内に入ってきた時の接客の流れ」「掃除のチェックリスト」「料理の配置」などは特にきちんとルールを決めて、経営者とスタッフ全員が同じものを共有しておきましょう。サービス全体の質が高くなり、お店の雰囲気も良くなります。

定期的にチェック

スタッフが接客や仕事に慣れてきた後も、最初に決めたルールが守れているか、笑顔や言葉遣いがしっかりできているかといった点を定期的にチェックしておくことも大切です。

経営者となる貴方がしっかりと目を配って、気になった点は指摘していきましょう。このとき、威圧的にならないように注意。感情的に叱ったり怒ったりすると、スタッフからの信頼を失ってしまう可能性もあります。

飲食店の経営者において最も重要な仕事はスタッフの教育であるとも言われています。お店の顔となるスタッフに対しては厳しくも暖かい目を持ち、「育てる」という意識で接していきましょう。