飲食店だからこそこだわりたい!トイレのあり方とアメニティ

「食べ物を食べるところ」である飲食店の場合、「トイレ」も非常に重要な要素になってきます。「トイレが汚いところにはお客様がいつかない」とも言われていますね。今回は、飲食店におけるトイレを考えていきましょう。

「トイレがきれいだとそのお店に対して好印象を持つ人」が80パーセント程度

TOTOが、「飲食店トイレについての意識調査」ということで、2000件を対象として、2013年に20代~60代に対してとったアンケートがあります。

そのなかで、「飲食店のトイレがきれいだと、その飲食店に対してのイメージもよくなる」と答えた人が、79パーセントにも上りました。また、「掃除が行き届いていて、臭いがないトイレは好ましい」と多くの人が述べています。

同じアンケートのなかでは、全体の約1割程度の人が、「お店を選ぶ基準として、トイレが美しいことが挙げられる」と答えています。これは「料理のボリューム」と並ぶ数字であり、「素材の良しあし」を上回る結果となっています。

もちろん、トイレのメーカーであるTOTOのとったアンケートですから、多少は割り引いて考える必要があるかもしれません。しかし、トイレが飲食店において非常に重要な要素であることは間違いなさそうです。

トイレが汚いと、「いい加減なお店だ」「目に見えないところは手を抜いている」と思われてしまいがちです。そのため、トイレをきれいに掃除することは、飲食店における命題の一つであると言えるでしょう。

出展:http://www.toto.co.jp/company/press/2013/12/02.htm

女性用トイレは特に気を付けたい!女性はトイレでこんなことをやっている

トイレにかける時間は、男性よりも女性の方が長いのではないでしょうか。それを表すアンケートもあります。

これは成人済みの女性300人を対象としてとられたアンケートであり、「トイレのなかで何をやっているか」と聞いたもの。そのなかの1位は、「化粧直し」です。続いて「メール」「ストッキングを履き替える」などと続きます。

女性にとってトイレというのは、単に「用を足す場所」というだけではなく、「自分の身だしなみを整える場所」「人のいる場所ではできないことをする『個室』」という意味合いが強いと言えます。

出展:http://biz-journal.jp/2014/05/post_4846.html

また、トイレが混みすぎている、というのは大きなマイナス点です。トイレ待ちの行列ができるのは望ましくありませんし、なかなかトイレがあかないとなるとストレスがたまるもの。楽しく会話が弾んでいる状態ならば、お客様も早く席に戻りたいはずです。

基本的には、トイレは一つだけではなく、複数個用意します。どのようなお店か、回転率はどれくらいかによって、導入すべきトイレの数は違いますが、片方がなんらかの事情で使えなくなったときも考えて、最低でも2つは用意したいものです。

アメニティと設備の充実を図りたい

このようなことを見ていくと、「飲食店のトイレはどうあるべきか」ということが見えてきます。

男女のトイレに共通して言えることは、まずは清潔であることです。便器や床がきれいに磨かれ、臭いがこもらないように工夫します。また、床をきれいにする際に水を使うお店もあるかと思いますが、「床が水にぬれていること」は、多くの場合マイナス点になります。水はけのよい素材を使い、水はきっちりきっておきましょう。

便器は、ひび割れがあったり、水が流れにくかったりすると心証が非常に悪くなります。最新型を、とは言いませんが、ある程度新しいものを使いましょう。また、消音設備があるとよいと思われます。

もう一つ考えたいのが、「アメニティと設備の充実」です。

現在は女性用のトイレは非常に行き届いたサービスで構成されているお店が増えています。

女性は男性とは違い、なかなかテーブルでつまようじを使うことができません。そのため、女性用のトイレにはつまようじを入れている、というお店もあります。また、口臭が気になる人のためにマウスウォッシュがおいてあったり、生理用品がおいてあったりするところもあります。なかには綿棒やコットンなど、化粧直し用のアイテムがおいてあるところまであります。このような「小さな心配り」は、女性客のハートをつかみリピーターにさせてくれるでしょう。

上でもお話しましたが、女性のなかにはトイレでストッキングを履き替える人もいます。理想的なのは「着替え台(チェンジングボード)」の設置でしょう。これは上に人が乗って着替えることができる台です。ただこれは、場所も多少必要とするので、なかなか難しいかもしれません。その場合は小さな椅子を一つ置いておくとよいでしょう。それも難しい、ということであれば、せめて様式の便器を導入します。

ファミリーレストランなどの場合は、子どものおむつを替えるためのベッドやベビーチェアをつけます。特にベビーチェアは、現在では「ついていて当たり前」と考えられているものです。賛否両論はありますが、スペースに余裕があるのなら、男性用トイレにもつけておくとよいでしょう。

トイレは人の心証を大きく左右するものでもあります。心地よい空間を作っておきたいものですね。