肉バル高安でお肉を食べてハッピー気分

お肉が無性に食べたくなる。誰しもそんなときがあるはず。「身体がタンパク質を欲してるんだ!」私はそう考え、カロリーなど一切忘れてガッツリ食べることにしている。が、調べてみると、お肉は脳と心にも効くらしい。

肉に含まれている「アラキドン酸」という耳慣れない成分が、「し・あ・わ・せ!」をもたらしてくれるというのだ。アラキドン酸は必須脂肪酸の一種。必須脂肪酸は、人体内で合成されないので、食物から摂らなければいけませんよと教えられている成分だ。アラキドン酸の一部は、脳内で「アナンダマイド(アナンダミド)」という物質に変化する。アナンダマイドは1992年に発見された神経伝達物質で、別名がなんと“至福物質”! 幸福感や高揚感をもたらしてくれるという。リラックス効果や記憶力増進など、心身にさまざまなよい効果をもたらす可能性があるともいわれていて、今後の研究が期待されている。

仕事に追われた半月がようやく収束を迎えた本日、「今宵は女子3人、久しぶりに飲もう!」ということで選んだのが「肉バル高安」。後輩からの口コミによると、最近流行りの「肉バル」の先駆けで、とにかく予約がとれないほどの人気店だという。「そもそも『肉バル』ってなに?」と聞いたら、「いろんなお肉料理が食べられるんですよ。牛肉はもちろん、豚肉、チキン、ラム、鴨。バルだから、タパスもあってワインもいろいろ」。ほぉ~、それはステキ♪ 学生じゃあるまいし、ジョッキ片手に焼肉というのはちょっとね……、と思う女心をよくわかったコンセプトではないか。

メトロ飯田橋駅のB1出口を出る。交差点の角にある安田ビルの4階だ。店内の右手には半個室になったテーブル席が4卓、左手は壁面全体が黒板のようになっていて、手書き文字のメニューやイラストが描かれている。天井から下げられたメイソンジャーのペンダントライトがとってもチャーミング。オシャレだけど気取ってない、居心地のよさそうな雰囲気だ。

肉バル高安

メニューを見ると、さすがに「肉バル」というだけあって、最初のページに「MEAT」。ローストビーフ、鴨のスモークにコンフィ、黒毛和牛サーロインステーキ、なぜか高安酢豚……。ハンガリーの在来種で、“食べる国宝”と近ごろ話題になっている「マンガリッツァ豚」のソーセージなどなど。なるほど「肉バル」とはこういうことか。バルだから、もちろん生ハムやタパスもある。

「店長オススメ 骨付き肉コンボ」と「特製焼きバーニャカウダ」をオーダー。まずは泡と「海老のスパイシーアヒージョ」で、お肉の焼き上がりを待つとしよう。と、ワインリストを開いてびっくり。泡もワインも、安い♪ これは選びがいがある。まずはコスパの高いスパークリングワインで乾杯! アヒージョといっしょにパンも持ってきてくれた。なかなか気の利いたサービスだ。白ワインを半ば空けたころ、「お待たせしました。骨付き肉コンボです」の声。見ると、カッティングボードの上にラムチョップ、バッファローウイング、豚ロースのコンフィがどーんと。ちょうど3人分らしいがかなりのボリューム! これで2,200円はかなりお得。バッファローウイングのピリ辛スパイシーなソースはヤミツキになりそう。

肉バル高安

間もなくテーブルに運ばれた「特製焼きバーニャカウダ」もインパクト大! 皮がこんがり焼けた丸のままのたまねぎが、なんともおいしそう。グリーンアスパラガス、パプリカ、プチトマト。焼くことで野菜の甘みが一層増して、旨み凝縮! そのままでも十分においしいけれど、添えられた自家製バーニャカウダソースもよいお味。〆は赤ワインとともに「フォアグラ寿司」をチョイス。シャリの上に予想以上の大きさのフォアグラ。しかも2貫で750円。人気ナンバー1というのも頷ける。ただし、1日10品限定。オーダーは入店して即、が原則だ。

「店名の『肉バル高安』の「高安」って、“高い”と“安い”が矛盾してるね。どんな意図でつけたんだろう?」。ふと疑問に思い、ちょうど通りがかったイケメンスタッフにたずねると「私の名字です」という返答。マネージャーの高安さんが、店の内装からメニュー開発まですべて手掛けたそうだ。ナイスガイの高安さん、時々はお店に顔を出すらしいので、運がよければ会えるかも。

気がつくと、店内は満席。テーブルとテーブルとの距離感がちょうどいいのだろう。静かすぎず、騒がしくもない。バルらしい、温かなざわめき。楽しいおしゃべりと、たっぷりのアラキドン酸……、ワインの酔いも手伝って、ハッピー気分満載。がんばった自分へのご褒美は、お肉とワイン。これで明日からまたがんばれそうだね♪