秋鹿(あきしか)[秋鹿酒造:大阪府]

純米酒だけを醸す純米蔵へ

明治19年(1886年)創業の秋鹿酒造は、大阪府の北端、丹波山地の麓にある自然環境豊かな能勢町で酒を醸しています。昭和60年代に入って蔵人自ら酒造好適米「山田錦」の栽培に着手し、数年後には精米まで自社で手がけるようになりました。平成15年からは純米酒だけを醸す純米蔵にシフト。以来、一貫して米と米麹だけでつくる「本物の酒・秋鹿」を手がけています。

初代が命名した「秋鹿」の由来

代表銘柄「秋鹿」は、初代・奥鹿之助が命名しました。自らの名前の「鹿」と、実りの「秋」を合わせた造語です。

「一貫づくり」で醸す「秋鹿」の味わい

大阪府といえども昔懐かしい里山の風情が残る能勢町は、標高250メートルの地にあり、日中の寒暖の差が激しいため稲作に代表される農業や、酒造りなどの醸造業に適しています。同蔵元は、そうした自然環境を生かすべく、無農薬有機栽培による米づくりから酒造りまですべてを手がける「一貫づくり」をモットーに銘酒「秋鹿」を醸しています。

無農薬有機栽培でつくる酒米

30年以上も前から酒米づくりを行ってきた秋鹿酒造は、平成24年より無農薬有機栽培に切り替えました。酒粕やもみ殻などを有効活用した循環型農業を実践するなど、安心・安全への取り組みは枚挙に暇がありません。現在、自社保有田の作付面積は約10ヘクタールに及びます。

自社の工場内で全量自家精米

自ら手がけた「山田錦」や「雄町」などの酒米は、自社の工場内で全量自家精米しています。酒米の品質を生かすも殺すも精米にあることから、特に高い技術が要求されます。

長期低温貯蔵でうま味を引き出す

また、長期低温貯蔵により酒のうま味を引き出すなど、手間暇をいとわず、自然の摂理にならった酒造りを実践しています。

山廃造りで醸した「秋鹿」の自信作

「秋鹿 山廃純米 無濾過原酒」は、酒米「山田錦」を100%使用し、精米歩合を70%にとどめた山廃(やまはい)造りの自信作です。熟成によって引き出された山廃造りのならではの香りとうま味が身上です。