あさ開(あさびらき)[あさ開 岩手県]

創業144年の歴史を有する名蔵

株式会社あさ開は明治4年(1871年)、南部杜氏の里で知られる岩手県盛岡市で創業しました。以来、岩手県を代表する日本酒ブランドの一つに数えられる酒蔵です。

正統派の日本酒「あさ開」を醸す一方で、純米酒をベースとした和のリキュールも造っています。幅広い世代や女性にも好まれる商品づくりにも力を入れ、多様化する食文化とニーズに応える努力を続けています。

杜氏が「現代の名工」に選出

あさ開の酒づくりを支えているのは南部杜氏の藤尾正彦氏。藤尾氏は平成17年度に厚生労働省大臣賞の「現代の名工」に選出されています。

藤尾氏は地元の岩手県生まれ。18歳で酒造りの道に入り、昭和59年(1984年)に同社の杜氏に就任。以来、30年の長きにわたって「あさ開」の味を守り続けてきました。

海外でも高い評価

あさ開は国内だけではなく、日本酒のよさを世界に広める取り組みも続けています。トロント、ロンドン、パリなどで行われる海外の酒祭りに参加し、それぞれグランプリに輝いています。

南部杜氏の里で「あさ開」を醸す

岩手県は、米と水、そして南部杜氏の技術に恵まれた「酒どころ」です。同社はこの地の豊かな自然に抱かれながら、地元の人々に愛され、育てられてきました。

地元の米を使う

酒づくりの基本となるのが酒米です。あさ開では「岩手の酒を岩手の米で醸す」ことをスローガンに掲げており、看板銘柄の一つには、岩手県オリジナルの酒造好適米「吟ぎんが」を使った純米吟醸酒があります。

創業以来の仕込み水

盛岡市は、いたるところに湧き出る清水が見られる「水の街」です。同蔵元は「盛岡三清水」に数えられ、やわらかな水質が特徴の名水「大慈清水」を、創業以来こんにちまで、仕込み水として使っています。

麹、酒母、醪(もろみ)にこだわり

あさ開の杜氏の藤尾氏は、酒造りの決め手となる要素として「まず麹、次にもと(酒母)、そして造り(もろみ)」を挙げています。

わずか2昼夜という時間で、温度や湿度などの環境によって変化をしていく麹づくりは、まさしく生き物を扱う作業。最も気が抜けない仕事だと言います。

無農薬米で生酛造り

すっきりとした飲み口で、食事に合い、飽きがこない酒造りを目指している同社。「南部流生酛(きもと)造り 特別純米酒 あさ開」は、無農薬米を使用しています。香りはあくまでつつましく、口に含めば馥郁(ふくいく)とした濃醇な味わいに包まれます。生酛らしく、辛みよりもうまみとコクにあふれており、一方では酸味を使ってキレを引き出している、渾身の逸品です。

いつでも飲みたくなる本醸造

「あさ開 本醸造 生貯蔵酒 爽快辛口」は、本醸造でありながら吟醸酒に近い味わいが堪能できます。フルーツヨーグルトを彷彿とさせる香りがたちのぼり、バランスのとれた酸味とうまみが調和しています。のどごしもスッキリ。4合瓶で税込価格が1,000円を切る値ごろ感も魅力です。