千代むすび(ちよむすび)[千代むすび酒造:鳥取県]

三方を海に囲まれた街で

「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげるの出身地で知られる鳥取県境港市は、昔も今も日本海側の拠点港湾として発展を遂げる海沿いの街です。

三方を海に囲まれ、サバやアジ、カニなどの海産物が豊富。そんな美食の街で造り酒屋を営む千代むすび酒造は、慶応元年(1865年)に創業しました。

代表銘柄「千代むすび」の名の由来

代表銘柄「千代むすび」の名は、人と人との固い絆や結び合いなど、深い愛情や友情を表しています。

中国山地に源を発する天然水で

酒造りに適したやや軟水の仕込み水は、中国山地に源を発する天然水です。同蔵元から車で1時間ほどの島根県雲南市までトラックで汲みに行っているとか。仕込み作業が佳境を迎える時期は、毎日欠かせない作業です。

幻の酒米「強力」の復活に成功

千代むすび酒造が使う酒造好適米「強力(ごうりき)」は、戦前、地元・島根県で推奨されていた酒米の一つでした。同蔵元は、生命力溢れる力強さが身上の「強力」を、平成の世に復活させるべく栽培にチャレンジ。見事に成功させました。

この他にも、「山田錦」や「五百万石」、「玉栄」などを使用。そのほとんどが島根県産です。ちなみに、同蔵元で使う酒米は、全量自家精米しています。

酒米の「蒸し」にこだわる

千代むすび酒造の酒造りに対するこだわりは枚挙に暇がありませんが、特に酒米の「蒸し」の工程にその特徴が見てとれます。

大小2つの甑(こしき)を使い、間接蒸気で酒米を蒸し上げ、その後じっくりと時間をかけて自然放冷で冷ますなど、同蔵元ならではの工夫が随所に。ていねいな酒造りが「千代むすび」ブランドを支えています。

遊び心たっぷりの鬼太郎シリーズ

代表銘柄「千代むすび」を主力に、手がける商品はバリエーション豊か。芋焼酎、米焼酎、梅酒などのリキュール類も手がけています。

中でもユニークなのは、鬼太郎や目玉おやじ、ねずみ男などの容器に入った本醸造酒のラインナップです。遊び心たっぷりの鬼太郎シリーズは土産品にもぴったりです。

「千代むすび」は各国料理との相性も抜群

港の銘酒「千代むすび」は、海外の日本酒ファンからの支持も厚く、現在は韓国、アメリカ、中国、イギリス、シンガポール、香港などに輸出されています。フルーティー、かつ、ふくよかな味わいは各国料理との相性も抜群です。