大七(だいしち)[大七酒造:福島県]

老舗造り酒屋のこだわり

宝暦2年(1752年)創業。古より伝わる伝統技法「生酛(きもと)造り」にこだわり、今日まで十代にわたって東北を代表する酒「大七」を醸し続けています。

代表銘柄「大七」の名の由来

太田七右衛門を襲名した歴代当主の名前にちなんで、屋号と銘柄「大七」が命名されました。

洞爺湖サミットの乾杯酒に

平成20年、北海道洞爺湖町を舞台に開催された「第34回主要国首脳会議(通称・北海道洞爺湖サミット)」で、同蔵元の酒が乾杯酒として採用されました。各国の首脳陣より絶賛され、その味わいは海外でも高い評価を得ています。

造り酒屋が点在する銘水のまち

福島県中通りに位置する二本松市は、名峰・安達太良山と清流・阿武隈川で知られる城下町です。日本三井戸の一つ「日影の井戸」に代表される銘水のまちには、古くから酒を醸す造り酒屋が数多く点在。県内では会津と並ぶ酒造りが盛んな地です。

すべてが米でできている酒

一般的に純米酒以外の酒には醸造アルコールが使われますが、同蔵元では「大七」をはじめ全商品に米アルコールを使用。原材料のすべてに米を使っています。

米の磨き方にひと工夫

一般的に酒造りに使う米は、全体を均一に磨いて「球状」にしますが、同蔵元では長年培った精米技術により「扁平」で磨いています。流線型の米粒の形に合わせた磨き方であり、こうすることで磨き残しが格段に少なくなり、原料米としての潜在力を引き出すことができます。

結果として雑味がなくなり、味わい豊かな酒に仕上がります。このような磨き方を「超扁平精米」と呼び、この高い技術は「職人芸の極地」とも称されています。

生酛造りを頑なに

同蔵元は「大七」をはじめすべての商品を、時間と手間のかかる昔ながらの伝統技法「生酛造り」で醸しています。華やかで力強い味わいの酒は、天然酵母の力強さを存分に引き出すことで生み出されます。

独自の発想で構築した製造ライン

創業250周年を記念して建てられた新社屋は、最新の設備を備えつつ、伝統の「生酛造り」を継承するための環境が整備されています。例えば、「次世代型無酸素充填ライン」は同蔵元独自の発想で設計した瓶詰め工程です。

原料米の雑味を徹底的に排除

生酛造りならではの芳醇な味わいが身上。原料米の雑味を徹底的に排除した「超扁平精米」技術が、代表銘柄「大七」の味をさらに引き立てます。