浜千鳥(はまちどり)[浜千鳥:岩手県]

地元に愛され、地元を愛して

大正12年(1923年)、旧釜石町(現・釜石市)にて、「釜石酒造商会」の名前で創業しました。以来90年以上にわたり、「地元で愛される味覚造り」をモットーに、地域の素材を使った品質の高い酒造りを心がけてきました。平成15年、現社名の「株式会社浜千鳥」に社名変更しています。

「浜千鳥」の由来

代表銘柄の「浜千鳥」は、美しい陸中海岸の浜辺に群れをなし、羽ばたく千鳥たちをイメージして名づけられました。

山海の幸に合う酒を目指して

同蔵元がある釜石市は、新鮮な海の幸、山の幸に恵まれた「食の宝庫」です。そのため、新鮮な食材に寄り添い、食事がよりおいしく味わえるように、さらりとした口当たりと後味のキレを意識しながら、「浜千鳥」を醸しています。

三陸海岸と北上山地に抱かれて

同蔵元は岩手県の沿岸部の釜石市にあります。三陸地方の中でも「陸中」と呼ばれる場所です。リアス式海岸と緑豊かな北上山地、海と山の両方の恵みと幸を受けながら、銘酒「浜千鳥」を醸してきました。土地の気候や風土を大切にした、「自然とひとつになった酒造り」が同蔵元の基本理念です。

オール地元産の素材で醸す「浜千鳥」

酒造りに必要な米、仕込み水、酵母など、すべて岩手県オリジナルを使う努力を続けています。仕込み水は、北上山地系の仙磐山(標高1015.4メートル)の伏流水を使用。年間を通して安定した水量と水質を確保しています。口当たりがやさしい軟水です。

社員も杜氏協会に所属

同蔵元は杜氏だけではなく、社員も南部杜氏協会に所属し、一丸となって商品の品質向上に努めています。南部杜氏の伝統的な酒造りを継承していくために、酒造りの基本や技術を学んでいます。

「オール岩手」の酒の味わい

「浜千鳥 純米吟醸 吟ぎんが仕込み」は、米、酵母、水、人、すべてが「オール岩手」の酒で、辛みと甘みのバランスが秀逸です。酒米「吟ぎんが」は、釜石市の北に隣接する大槌町にある酒米研究所で育てられた品種です。米本来の香りが感じられ、飲めば凛とした辛みを伴った深いうまみに包まれます。

神秘の水で仕込んだ逸品

仕込み水に地底600メートルの磁鉄鉱に湧き出す神秘の水、「仙人秘水」を使って醸した銘酒「仙人郷」があります。この水があまりにも清冽であるために、発酵段階で非常に苦労した逸話を持ちます。わずかに酸味が感じられ、清流が流れゆくような飲み口が自慢です。

地元で獲れるヒラメやタイなどの白身魚や、水ダコ、イカなどの新鮮な魚介類によく合います。軽く冷やして飲むと、水の柔らかさが全面に感じられ、なめらかなのどごしに陶然とします。