磯自慢(いそじまん)[磯自慢酒造:静岡県]

港町・焼津で醸す「磯自慢」

天保元年(1830年)創業の磯自慢酒造は、カツオやマグロの陸揚量で全国トップクラスを誇る、遠洋漁業基地・焼津港にほど近い港町で酒を醸しています。

「磯自慢」は洞爺湖サミットの乾杯酒に

平成20年7月に開催された「第34回主要国首脳会議」(通称・北海道洞爺湖サミット)において、同蔵元が醸した「磯自慢」が乾杯酒に採用され、全国にその名を知らしめました。

南アルプスに源を発する伏流水

駿河湾に面する磯自慢酒造は、霊峰・富士山を背にし、遠方に南アルプス連峰を望みます。南アルプスの白峰三山、間ノ岳に源を発する清流・大井川は、かねてより地域を潤してきた水源です。同蔵元はこの川の伏流水を仕込み水に使い、「磯自慢」を醸してきました。

最高品質の酒米「山田錦」で醸す「磯自慢」

磯自慢酒造が使用する酒造好適米の大半が「山田錦」です。特筆したいのは、生産地としてはトップクラスの兵庫県特A地区産を使用していること。全国11の蔵元で組織する「フロンティア東条21」に加盟していることからも、酒米に対する強いこだわりをうかがい知ることができます。

日本酒におけるテロワール化を目指す

さらに平成22年から、兵庫県東条町の「西戸」「常田」「古家」の3カ所の田んぼを選出。各田んぼで収穫された酒米で「磯自慢」に代表される3種類の酒を仕込んでいます。

酒米の生産農家と二人三脚の酒造りは、日本酒のさらなる高品質化を推し進めるほか、ワイン造りに例えられる「テロワール化」を、日本酒づくりにおいて実践しています。

設備はすべてステンレス張り

「清潔な仕込み環境」を第一とする同蔵元は、設備や道具を徹底的に洗浄することに重きを置いています。また、遠洋漁業基地・焼津ならではの冷蔵・冷凍倉庫の特徴を生かし、仕込みの工程に関係する設備はすべてステンレス張り。冷蔵庫内のような環境は、雑菌の繁殖を防ぐためのこだわりです。

フルーティーかつ繊細な香り

梨やメロン、チェリーなど、フルーティーかつ繊細な香りが身上の「磯自慢 特別本醸造 特撰」は、鮮魚など和食のみならず、フレンチやイタリアンとの相性も格別。キリッと冷やすとよりいっそう、深い味わいが引き出せます。本醸造とは思えない豊かな味わいが特徴です。