開運(かいうん)[土井酒造場:静岡県]

地域を引っ張るリーディングカンパニー

静岡県掛川市小貫の地で庄屋(代々名主)を営んでいた土井家は、明治5年(1872年)より酒造りを始めました。以来、能登杜氏による伝統の酒造りを踏襲しつつ、時代の変化に合わせて酒造設備を刷新してきました。

静岡県内には吟醸酒を手がける名酒造が点在していますが、土井酒造場は県内の造り酒屋の中でもリーディングカンパニー的な存在です。

7年連続で金賞受賞した「開運」

平成15~21年の全国新酒鑑評会において、名杜氏として名を馳せた故・波瀬正吉氏が手がけた「開運」は、7年連続で金賞受賞という快挙を成し遂げました。能登杜氏四天王の一人とされる氏の偉業は、今なお伝説として語り継がれています。

地域全体の「開運」を願って命名

代表銘柄「開運」の名は、地元・掛川市小貫の発展を願って命名されました。

仕込み水は「長命水」と呼ばれる超軟水

戦国時代に武田軍と徳川軍が激しい戦いを繰り広げた高天神城(たかてんじんじょう)。土井酒造場はその古戦場跡から沸き出でる「長命水」と呼ばれる超軟水を仕込み水として使用しています。

厳選に厳選を重ねた酒米で

兵庫県産の酒造好適米「山田錦」を中心に、厳選に厳選を重ねた酒米を使用。米の持ち味を引き出す磨きの工程や度合いは、種類や価格帯によって異なりますが、「開運」のラインナップはどの商品も、高レベルの仕事がなされています。

伝統技法と最新設備で醸す酒

蒸し米を冷ます際に用いる放冷機の改良、工場内の排水処理施設の設計、太陽光発電システムを搭載した冷蔵倉庫の導入など、酒造設備の刷新事例は枚挙に暇がありません。伝統の酒造りを踏襲しつつ、時代の最先端を行く設備が整った環境で、銘酒「開運」は醸されています。

先代杜氏に敬意を表する「開運」の大吟醸

高級酒から普通酒まで、ラインナップごとに高次元で醸す土井酒造場。中でも究極のこだわりといえるのが先代杜氏の名を冠した「開運 大吟醸 伝 波瀬正吉」です。昨今、杜氏の名を冠した銘柄は全国各地で見かけますが、一番最初に手がけたのが土井酒造場とされています。

めでたい酒は、普段着の酒

「開運」ブランドの代表酒が「開運 祝酒 特別本醸造」です。その名の通り、お祝い事などめでたい席にぴったりの銘柄ですが、その味わいと手頃な価格帯から、普段着の酒として広く愛飲されています。