鶴齢(かくれい)[青木酒造:新潟県]

十二代続く老舗酒蔵

享保2年(1717年)創業。300有余年の歴史と伝統を誇る老舗の造り酒屋は、十二代にわたって銘酒「鶴齢」を醸し続けています。

地元出身の随筆家が名付けた

代表銘柄の「鶴齢」は、地元・魚沼出身の随筆家・鈴木牧之(すずき・ぼくし)の命名とされています。雪深い越後の民俗や習慣、伝統や産業についてまとめた『北越雪譜(ほくえつせっぷ)』は牧之の代表作で、当時のベストセラーになりました。南魚沼市ゆかりの作家であることから、市内には「鈴木牧之記念館」が整備されています。

水よし、米よし、風土よし

米処・新潟県の中でも、コシヒカリに代表されるブランド米の産地として知られる南魚沼市で酒を醸しています。蔵元のある塩沢地区は巻機山(標高1967メートル)に源を発する銘水の地として知られ、また、冬季は数メートルもの積雪を記録する日本有数の豪雪地帯でもあります。水よし、米よし、風土よし。「鶴齢」は酒造りに最高の環境で醸されています。

雪国の風土を生かした酒造り

例えば雑菌が繁殖しにくいなど、豪雪地帯特有の気候・風土をフルに生かした酒造りの手法「寒造り」を実践し、「鶴齢」のようなピュアな味わいの酒を醸しています。同時に、米、水、人のすべてを「新潟産」でまかなうなど、作り手のこだわりも相当なもの。地域に根ざした酒「鶴齢」は、およそ3割が地元・魚沼地域で愛飲され、残りの7割が新潟県内に流通するなど、昔も今も地元民に愛され続けてきた定番銘柄といえます。

「和合」をテーマにした酒造り

「和合」をテーマに酒造りを行う同蔵元は、「造り手」「売り手」「吞み手」の3者の和合を重視し、日々、酒造りに精進しています。

個性豊かな味わいがずらり

「鶴齢」は、芳醇かつ淡麗な味わいが身上。300有余年の伝統を誇る代表銘柄です。越後杜氏が手がけた「牧之」は、銘水と上質の酒米にこだわった年1回生産の限定品。斬新なラベルが目を引く「雪男」は軟水仕込みの淡麗辛口。冷やでも燗でも楽しめる銘柄です。その他にも、「鶴齢」の純米吟醸の原酒をベースにした「梅酒」もラインナップ。甘さ控えめのリキュールは、女性層を中心に人気急上昇中です。