かんなびの里(かんなびのさと)[小島酒造店:栃木県]

栃木県塩谷町の小さな酒蔵

「かんなびの里」「新郎」の醸造元で、栃木県塩谷町の南、風見という集落に構えている、小さな小さな酒蔵です。創業はおよそ110年前といわれており、現在の当主は創業時の当主から数えて五代目にあたります。創業当初から使っている銘柄は「新郎」です。

神さまがいらっしゃる里

看板銘柄の「かんなびの里」は、酒蔵の場所が「神が鎮座する静寂で神聖なる田舎」であるという意味を込めて名付けました。

人柄が酒の味わいに

小島酒造店の理念は「自分の人生をかけて造りあげる酒」。現在の当主は純粋で正直、そして、真面目な人柄です。酒の味とは醸す人が映し出される鏡のようなもの。同蔵元の酒は、当主の人柄そのままのまっさらで謙虚な味わいで、清らかな飲み応えが持ち味。地元に愛されている理由をうかがい知ることができます。

湧水の里で「かんなびの里」を醸す

小島酒造店のある栃木県塩谷町は高原山に抱かれるようにしてあり、清らかな湧水に恵まれています。銘酒「かんなびの里」は、この町の南端を流れる鬼怒川のほとりにある、古い集落の一角で醸されています。

どの銘柄でも地元産の酒米を

高価な吟醸酒のみならず、リーズナブルな価格に抑えた普通酒に至るまで、地元産の酒造好適米を使って仕込んでいます。

ていねいな手作業、真摯な酒造り

同蔵元の酒の味わいは「淡麗辛口」。料理のおいしさを引き立てながら、酒としての主張もしっかり出し、食事の時間を何倍も豊かにします。そのうまさの理由の一つには、昔ながら製法を愚直なまでに伝承している真摯な酒造りの姿勢にあります。

酒槽を使った上槽や、瓶に詰めた生酒を一本ずつしっかりと熱処理する瓶燗火入れに至るまで、細かな作業を着実に、すべて手作業で行っています。

地元で愛飲されている商品の数々

地元の人たちに愛されている看板銘柄の一つが「かんなびの里 本醸造 槽絞り 瓶火入れ 磨き60%」です。あくまで淡麗辛口で軽快な飲み口の中にも、槽搾りならではの酒本来の風味が生きています。柔らかくまろやかな米のうま味とコクを感じる、味わい深い商品です。「かんなびの里 本醸造 生」も日常の晩酌酒として好まれています。

ワンランク上の逸品

「かんなびの里 吟醸」は、特別な祝いごとなどで飲みたい一本です。

また、「かんなびの里 大吟醸 神壽(かみほき)」は、1年間でおよそ500~600本しか製造できない、蔵元が徹底的にこだわり抜いて醸した最高峰酒。良質の「山田錦」を丹念に磨き上げるだけではなく、麹(こうじ)から全工程に至るまでにふんだんに使った大吟醸酒です。