御園竹(みそのたけ)[武重本家酒造:長野県]

地域有数の旧家による酒造り

浅間山や八ヶ岳など名峰に囲まれた佐久市は、市内の中央を一級河川・千曲川が縦断する風光明媚な地域です。武重本家は地域でも有数の旧家で、明治元年(1868年)、十二代当主が酒造の権利を得て酒造りを始めました。現在は十六代当主がその伝統を受け継ぎ、生酛(きもと)造りによる個性豊かな地酒「御園竹」を醸しています。

代表銘柄の名の由来

「御園」は皇室を意味しますが、そこに武重本家の家紋である「竹」の一文字を加え、代表銘柄「御園竹」の名が完成しました。ちなみに、もう一つの代表銘柄である「牧水」は、かつて同蔵元に逗留した歌人・若山牧水にちなんでいます。敷地内には御園竹をモチーフに詠んだ和歌が、石碑に刻まれています。「よき酒と ひとのいふなる御園竹 われもけふ飲みつ よしと思へり」

新潟杜氏が陣頭指揮をとる

酒造りの陣頭指揮をとるのは、創業以来世襲としてきた新潟杜氏です。現在で六代目を数え、老舗の味を継承しています。

日本百名山に源を発する仕込み水

酒を醸す伏流水は日本百名山の一つ、蓼科山(たてしなやま 標高2531メートル)に源を発する天然水です。同蔵元は、長い時間をかけて涵養された地下水を「御園竹」などの仕込み水に使っています。

酒米は地場産の「美山錦」

「御園竹」と「牧水」の2つの代表銘柄の酒米は、地場産の「美山錦」を使用しています。

生酛造りにこだわり続ける

武重本家酒造は創業以来一貫して、生酛造りにこだわり続ける酒蔵です。古より伝わるこの伝統製法は、じっくりと長い時間をかけて仕込むため、驚くほど手間暇がかかります。

同蔵元は今となっては希少な、生酛造りに必要な木製の樽や桶などを自ら買い付け、保存し、手直ししながら使うなど、同技術を後世に伝える役目も忘れません。

腰が強く、飲み飽きない酒

生酛造りで仕込んだ酒は、腰が強く、飲み飽きない酒と言われています。同蔵元は生酛造りのラインナップとして、「牧水 生もと本醸造」「牧水 生もと純米」を発売しています。

豊富なラインナップ

「御園竹」「牧水」のほか、最高グレードの「酔牧水(よいぼくすい)」、アルコール度数を抑えた「宿場」、群馬県限定の清酒「四方の友(よものとも)」の各日本酒銘柄がラインナップしています。