奥の松(おくのまつ)[奥の松酒造:福島県]

奥州二本松の地酒蔵

創業は江戸時代中期の享保元年(1716年)。以来、300年余りという長い歴史を持つ、伝統ある酒蔵の一つです。代表銘柄である「奥の松」は、「奥州二本松」の「奥」と「松」をとって命名されました。

ポリシーは「出来るもの」

同蔵元は、酒とは造るものではなく、「出来るもの」という信条を大切にしています。

八千代蔵で醸す「奥の松」

昭和49年(1974年)、奥の松酒造は安達太良山高原に、1万2000坪におよぶ広大な「八千代蔵」を建設しました。夏は涼しく、冬は根雪が積もり、酒造りにとてもよい環境にあります。

試飲もできる「奥の松ギャラリー」

同酒蔵の敷地内にある「奥の松ギャラリー」は、日本酒を楽しむあらゆる情報が用意されています。銘酒「奥の松」の各種ラインナップのほか、地元・二本松市の特産品もずらり勢揃いしています。

名峰の麓で「奥の松」を醸す

奥の松酒造がある福島県二本松市は、日本屈指の酒どころの一つです。東に阿武隈山系、西には詩人・高村光太郎の詩集『智恵子抄』に謳われた、雄大な安達太良(あだたら)山や吾妻連峰を望むことができます。同蔵元は、これらの名峰の麓で銘酒「奥の松」を醸しています。

安達太良山系の伏流水と地元米

「奥の松」の仕込み水には、安達太良山(標高1699.6メートル)の伏流水を使っています。降り積もった雪が雪解け水となり、地面深くにしみ込んだ後に清廉な水脈になるまで、およそ40年の歳月を要するといわれています。この伝説の水を地下100メートルからくみ上げています。原料米も福島県の酒造好適米にこだわっており、地酒蔵の誇りと技を伝える取り組みを続けています。

伝統を守りつつ新技術を追求

300年余りの伝統を背負いつつ、新しい知識と技術の取得にも果敢に取り組んでいます。技能を倍増させるために新型の発酵タンクを導入し、二重の管理で仕込み温度を自在に管理できるようにしています。

国内トップクラスを誇る酒質の良さ

たゆまぬ努力を重ねて醸した酒の味のよさは、国内トップクラスを誇り、「純米大吟醸 奥の松」「木桶仕込純米酒 奥の松」をはじめとする多数の商品が酒類鑑評会やコンクルールで上位に輝いています。

味わい方もさまざまで、ぬる燗、冷や、熱燗など、飲む人それぞれの好みの飲み方に合わせて商品を選ぶことができます。また、日本酒だけでなく、梅や桃などのリキュール類や、とろりと甘い飲み口が好評のハチミツ酒「ハニール」も。女性を中心に人気を集めています。

オリジナル酒器はいかが

奥の松酒造は、陶芸家に特別に依頼して、オリジナルの特製酒器を作製しています。「奥の松」を燗で飲む際に、最も美味な状態で仕上がるよう工夫。この器を使った酒は格別な味わいです。