清開(せいかい)[渡邊佐平商店:栃木県]

江戸末期から170年醸す造り酒屋

創業は江戸時代末期の天保13年(1842年)です。以来、170年以上にわたって酒を造り続けている、歴史ある酒蔵です。代表銘柄は「清開」「日光誉」で、商品のほとんどが純米酒です。

南部杜氏が丹精込めて純米酒を醸す

渡邊佐平商店の酒は、純米酒の製法を知り尽くしている南部杜氏が造っています。ベテランの杜氏と蔵人が力を合わせ、丹精込めて「清開」「日光誉」を醸しています

酒蔵見学を歓迎

築100年以上の歴史ある建造物の中で、酒蔵の見学ができます。酒造りだけではなく、時代を感じさせる古い建築物も見所の一つ。試飲のほか、限定酒の購入も可能です。

日光山麓に抱かれて「清開」を醸す

渡邊佐平商店が蔵を構える日光市今市は、日光山麓の標高400メートルに位置しています。夏は涼しく、冬は非常に寒い気候です。この厳しい寒さが良質な酒を造るのに適しており、酒造りのシーズンには、最も冷え込みの厳しい早朝から仕込みが始まります。一方、夏の暑い日は午後から夕方にかけて夕立があり、雨が地熱を冷ますため、真夏でも夜は涼しくなります。

大谷川系の良質な地下水に恵まれて

純米酒は水と米が大切。同蔵元ではそれぞれの商品によって最適な酒米を選び、できる限り栃木県内で収穫されたものを使って醸しています。また、蔵元がある今市は、奥日光中宮祠の「華厳の滝」に源を発する大谷川の扇状地にあり、良質な地下水が流れています。蔵の前では井戸水がこんこんと湧き出ており、地元人はもちろんのこと、県外からも水を汲みに訪れるほどです。水質は軟水。すっきりした口当たりが特徴の銘酒「清開」の味を支えています。

純米酒こそ本来の地酒

渡邊佐平商店では純米酒造りに力を入れており、「純米醸造酒こそが本来の地酒である」という考え方を信条としています。製造している商品の実に9割が純米酒です。

蔵元自慢の長期熟成酒

「純米大吟醸 清開 低温10年熟成」と「特別本醸造 日光誉 8年熟成」は、蔵元の自信作。長期熟成酒ならではの落ち着いたうま味と香りが十分に堪能できる逸品です。しっかりした味わいがあり、料理の種類を選びません。日本料理だけでなくフレンチやイタリアンなどの洋食や中華料理などにもよく合う食中酒です。

変わらぬおいしさで地元に人気

昔から変わらぬ味わいで、地元の人たちに愛飲されている商品が「自然醸 清開」。冷やしても燗にしてもおいしく飲める純米酒です。この商品には樽酒もあります。杉のさわやかな香りに包まれて、地元の寺社をはじめとするさまざまな行事で使われています。また、地酒の意味にこだわって造った商品に、「純米吟醸 日光誉」があります。地元今市の農家に特別に依頼して栽培してもらった酒米の「五百万石」を使って仕込んでいます。