天鷹(てんたか)[天鷹酒造:栃木県]

創業100周年を迎えて

大正3年(1914年)、栃木県大田原市蛭畑(旧湯津上村蛭畑)の地で創業。平成24年に創業100周年を迎えました。「高品質酒を通して、飲む喜び、薦める喜び、造る喜びを創造する」という理念を掲げて、次の100年へ向けて大きな一歩を踏み出しました。

悠然と飛翔する鷹のように

蔵元の銘柄は「天鷹」。この勇壮な名前の由来は、創業者が京都に投宿した折、天空を悠然と舞う大鷹の夢を見て思いついたと言われています。

蔵を建て直し、酒蔵見学を再開

東日本大震災で施設は被害を受け、酒蔵を建て直し、その間控えていた酒蔵見学を再開しました。あくまで酒造りを見てもらうためで、観光目的ではないありのままの作業風景を公開しています。一試飲もできる酒蔵見学は、1人から対応してくれます(要予約)。

那須野ヶ原の南端で「天鷹」を醸す

大田原市の旧・湯津上村にあたる場所にあり、栃木県北部に広がる穀倉地帯、那須野ヶ原の南端に位置しています。酒蔵の周囲には那珂川、箒(ほうき)川、蛇尾(さび)川の3つの清流が流れ、酒蔵は穏やかな田園風景の中にあります。水と緑に恵まれた美しい土地から、銘酒「天鷹」が生まれています。

オーガニック日本酒の蔵元として

天鷹酒造は近年、有機清酒の醸造に力を入れており、有機米と麹(こうじ)のみで酒を醸しています。有機米の認定基準は厳しく、作付け前に農薬や化学肥料などを2年以上使わない認定圃場で、認定された農家が生産した米にのみ、認められています。こうして大切に栽培された有機米ならではのやさしい甘みとうま味は、酒の風味にしっかり生きており、柔らかな味わいが楽しめます。「有機清酒 天鷹」のラインナップは、純米、純米吟醸、純米大吟醸の3種類で構成しています。

パストライザーの導入

天鷹酒造ではさらなる品質の向上を追求し、パストライザー(瓶詰め後殺菌システム)を導入しました。その結果、これまでの火入れ商品すべてが「瓶燗火入れ」となり、これまで以上に豊かな香りと味わいを堪能できるようになりました。

辛口の酒づくり

初代当主の口ぐせは「辛口でなけれぱ酒でない」でした。その後を継いだ二代目当主が心がけた酒造りは「つるりと入って飲み飽きしない酒」です。現在、同蔵元は双方の信念を受け継ぎながら、創業以来一貫して、辛口の日本酒だけを造り続けています。毎年秋ごろ、季節限定で出荷する「辛口純米吟醸 天鷹 ひやおろし原酒」は、辛口の中にもしっかりとしたうま味を感じる銘酒です。

ロングセラーの代表銘柄「心」

同蔵元は、いち早く吟醸酒造りに取り組んできました。その集大成の一つが「純米大吟醸 天鷹 心」です。口当たりと香りのよさが特徴。米のうま味を引き出したロングセラーとして、地元民に広く愛飲されています。常温で飲んでもよし、冷やでもよしの一本です。また、「天鷹 ふるさとの絆」も人気商品の一つです。