東光(とうこう)[小嶋総本店:山形県]

米沢藩上杉家御用達の造り酒屋

慶長2年(1597年)創業。400年以上もの長い歴史を有する同蔵元はかつて、米沢藩上杉家御用達の造り酒屋でした。江戸時代は度々「禁酒令」が出されていましたが、そうした状況下でも酒造りを認められていた由緒正しき蔵元の一つです。以来、二十三代に渡って「東光」をはじめとする酒を醸しています。

資料館「東光の酒蔵」をオープン

昭和59年(1984年)、雪国の酒造りを広く伝えるため、古い酒蔵を改修して資料館「東光の酒蔵」をオープンしました。往事の様子を今に伝える歴史的建造物は、米沢市を代表する観光スポットとして人気を集めています。館内では年間を通して、展示会や各種イベントを開催中。地域の情報発信拠点としても機能しています。

酒造りに最適の環境で

米沢市は周囲を山で囲まれた盆地です。ここは米づくりの盛んな地でもあり、農業に適した水も豊富。同蔵元は、地元で収穫した酒米と吾妻連峰の雪解け水を伏流水に、厳しい寒さの中で酒を醸しています。

酒米は全量を自社精米

山形県オリジナルの酒造好適米「出羽燦々」など、県内で収穫される地元産の酒米をメインに、原材料の持ち味を最大限に引き出すため、酒米は全量を自社精米しています。

時間をかけ低い温度で発酵

積雪量の多い米沢市の冬は凍てつく寒さが続きます。そうした厳冬期にじっくりと時間をかけ、低い温度で醪(もろみ)を発酵させる低温長期発酵にこだわっています。

地場の酒米と地場の酵母の出会い

山形県酒造組合は、オリジナルの酒米「出羽燦々」使った純米吟醸酒を「DEWA33(でわさんさん)」と名付け、山形の酒として全国にアピールしています。同蔵元ではこの出羽燦々100%と山形酵母、山形オリジナル麹菌「オリーゼ山形」を使い、「東光 純米吟醸 DEWA33」を商品開発。同蔵元がこだわる低温長期発酵より、まろやかな味わいを特徴とした商品に仕上げました。味、香りともにバランスがよいため、和洋を問わず、さまざまな料理と組み合わせることができます。

価格も手ごろな純米吟醸原酒

「東光 純米吟醸原酒」は、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2014」で最高金賞を受賞しました。フルーティな香りと芳醇な味わいが身上です。原酒といえども軽やかで飲みやすく、食前酒にも向いています。