弥右衛門(やえもん)[大和川酒造店:福島県]

会津喜多方の老舗蔵

寛政2年(1790年)創業。「弥右衛門」ブランドで知られる会津喜多方の老舗蔵は現在、九代目当主がこだわりの酒づくりを継承しています。

蔵を移転。最新設備に

平成2年、自動化された最新鋭の工場を郊外(喜多方市寺町)に新設。醸造場となる「飯豊蔵」が始動し、「弥右衛門」の本格生産が始まりました。

酒造りの文化を伝える

工場の新設に伴い、街中にあった旧醸造蔵「大和川酒造 北方風土館」は広く一般に開放され、酒造りに関する資料や民俗資料を集めたアーカイブとして機能するほか、新たにテイスティングルームを開設するなど、ファンづくりの場ともなっています。

海外の市場も視野に

「弥右衛門」はいち早く海外へも進出し、ヨーロッパ、アメリカ、アジア諸国の愛飲家に好評を博しています。

厳しい自然環境が育てる酒

年間の寒暖差が激しく、冬季の積雪も多いなど、会津の自然には厳しい一面があります。そんな環境の中で同蔵元は、飯豊山(標高2105メートル)に源を発する伏流水を仕込み水に使い、酒を醸しています。会津盆地特有の肥沃な大地と豊富な水は米づくりにうってつけで、コシヒカリを始めとする広大な穀倉地帯がどこまでも続きます。

安心・安全な米づくり

平成9年、同蔵元は農業生産法人「大和川ファーム」を設立。自社の田んぼや契約栽培農家で、無農薬または減農薬・無化学肥料の酒米の生産に着手しました。主な酒米は「夢の香」「山田錦」「五百万石」「雄町」などで、収穫された酒米は安心・安全のお墨付き。品種ごとの持ち味を最大限に引き出す酒造りに取り組んでいます。同ファームでは蕎麦の自家栽培も手がけ、雄国山麓の高冷地で収穫した蕎麦を「雄国そば(乾麺)」として商品化。オンラインショップなどでも好評販売中です。

ライン製造による安定供給

工場の新設に伴い、品質の向上はもちろん、ライン製造による安定供給が可能になりました。会津の銘酒「弥右衛門」は、徹底した品質管理のもとで醸されています。

和の酒をもっと多くの人に

会津の老舗酒蔵は、代表銘柄「弥右衛門」のほかリキュール商品も手がけています。リンゴ、ピーチ、ヨーグルト、ハチミツなどラインナップも豊富。日本酒をベースにした和のリキュールは、甘味と酸味がより一層際立ち、女性層を中心に若者にも好評を博しています。