アナゴ/ノレソレの旬

アナゴの旬は夏と冬に2回あります

アナゴの旬はさっぱりした物を好む場合は7~8月と、抱卵した穴子は11~12月の期間です。
ノレソレの旬は2~3月になります。

食用はマアナゴ

アナゴは、ウナギ目アナゴ科に属する魚です。夜行性で、昼間は海底の穴に潜んでいたり、穴にこもっていることが多いため、「穴ごもり」と呼ばれ、そこから「アナゴ」と呼ばれるようになりました。
日本で「アナゴ」という場合、ほぼ「マアナゴ」を指します。全長は、雄が40 cm、雌が90 cmほどです。ウナギに似た細長い体型をしていて、体は褐色で側線上に白い点線が並んでいます。

関西では焼き穴子、関東では煮穴子

関西と関東では、アナゴの食べ方が違います。
関東でよく見られる煮穴子には、短時間で一気に煮る沢煮と、長時間じっくり煮て溶けるように柔らかいものがあります。
一方、関西から瀬戸内海にかけては焼き穴子で、パリっとした香ばしい香りと食感が特徴です。

大きさで用途が違う

アナゴはカゴ漁のため、さまざまな大きさのアナゴが捕れます。大きいものは40cm以上、小さいものは15cmくらいです。
小ぶりのものは天ぷら用として好まれ、大きいものは寿司ダネとして煮込み穴子に使われます。

アナゴの稚魚「ノレソレ」

「ノレソレ」は、アナゴ類の幼生の総称です。正確には、レプトケファレス幼生と呼ばれ、アナゴ類のほか、ウナギやウツボの仲間も同様の幼生期を送ります。この幼生名は、「柳の葉」という意味で、ノレソレの扁平した特殊な形状は、抵抗が大きく沈みにくいため、海中を漂うプランクトン生活を送るのに適した体形です。
高知県では古くから、5cmほどの透き通ったノレソレを土佐酢にくぐらせて食す、踊り食いが親しまれてきました。
近年、ノレソレも、乱獲のため激減したといわれています。25cmほどの小さなアナゴを、40~50cmのアナゴに成長させる蓄養を行う業者もいるそうですが、アナゴの完全養殖は現段階では不可能とされています。

アナゴ/ノレソレの主な栄養成分

ビタミンA・D・Eが豊富

マアナゴは、一般の魚の100倍ほどのビタミンAを含んでいます。100g食べると、1日に必要な量のビタミンAが摂れるといいます。ビタミンAは眼精疲労や肌荒れに効果があります。ビタミンEは老化を防ぐビタミンです。

DHA、EPAがたっぷり

脳や神経組織の発育、機能維持に不可欠な成分であるDHA(ドコサヘキサエン酸)、とコレストロールを下げ、中性脂肪を減らす効果のあるEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。

ウナギより低カロリー

脂肪分はウナギの約半分、脂質中の構成脂肪酸をみると、コレステロールや中性脂肪を増やす飽和脂肪酸より不飽和脂肪酸(EPA・DHA)が多くまた、不飽和脂肪酸の中でもオレイン酸のような植物油に多い脂肪酸が多く含まれています。そのため、さっぱりとした味わいなのですね。

おいしいアナゴ/ノレソレの選び方

開いた身が白く、ツヤがあって身が締まっているものを選びましょう。身に血がついている場合は、血の色が鮮紅色であることをチェックしてください。