キャベツの旬

キャベツは一年中生産されています

春キャベツは4~6月です。代表的な産地は愛知県、千葉県、神奈川県です。
高原キャベツは6~9月で、主に長野県や群馬県などの高原で栽培されます。冬キャベツの改良品種で、冬キャベツと春キャベツの中間的な特徴を持っています。
冬キャベツは11~2月です。愛知県、千葉県で多く栽培されています。

祖先はケール

キャベツはアブラナ科アブラナ属の多年草で、ブロッコリーやカリフラワーなどと同じアブラナ属になりますが、祖先は薬用効果の大きさで近年話題になっているケールです。

日本には江戸時代に

キャベツが日本に入ってきたのは江戸時代頃とされていますが、当時はほとんど食用とはされず、本格的に食用として栽培されるようになったのは明治時代に入ってからです。とはいっても、当時はまだまだ一般的に普及していた訳ではなく、戦後になって一気に洋食文化とともに普及したようです。

お菓子のシュークリームとの深―い関係

フランス語でキャベツを「シュー」といいますが、お菓子の「シュークリーム」という名前の由来はキャベツの「シュー」からきています。丸く絞り出して焼いた生地を、結球したキャベツに見立てたのです。
「シュークリーム」はフランス語で、「シュー・ア・ラ・クレーム(chou a la creme)」といいます。直訳すると、クリームが詰まったキャベツという意味になります。

キャベツの主な栄養成分

ビタミンC、Kが豊富に含まれています

ビタミンCは風邪の予防や疲労回復、肌荒れなどに、ビタミンKは骨を強くし、骨粗しょう症を予防する効果があります。

ビタミンUはキャベジン

薬の名前にもありますが、キャベジンと呼ばれるビタミンUを含んでいます。これは胃や十二指腸などに対する抗潰瘍作用があり、潰瘍の予防や治療に非常に高い効果があります。
トンカツにはキャベツの千切りがよく合いますが、しっかりとキャベツを食べることで、トンカツの脂っぽさで胸やけを起こすことが少なくなります。
胃が弱っているな、と感じたときには、積極的にキャベツを食べるようにしましょう。

ジアスターゼ

ジアスターゼは、大根に含まれている成分としてよく知られていますが、キャベツのほうが多く含まれています。ジアスターゼはでんぷん分解酵素で、消化を助け、胃酸過多、胃もたれや、胸やけなどに効果があるそうです。

おいしいキャベツの選び方

できれば、外葉がついたままのものがよいです。外葉は鮮度の目安になります。古くなるほど外側の葉がしなびたり、色あせてくるので、売る側はそうなるにつれて外側の葉をはがしていきます。
芯の切り口が新しいかどうか、さらに、太すぎないかをみます。太すぎるものは、葉のかたい部分が多いものがほとんどです。

春キャベツの場合は、芯の切り口が小さく、巻きのゆるいものを選びましょう。また、葉が鮮やかなグリーンで全体にツヤとハリがあるものがおすすめです。
一方、冬キャベツは巻きがしっかりと詰まっているものがベスト。持ったときにずしりと重く、かたいものを選ぶようにします。

キャベツの下ごしらえ&保存のポイント

冷蔵保存

まるごと
キャベツを丸ごと買ったときはカットせずに、外葉から一枚ずつはがして使います。
芯をつけたままにすると余計な栄養分が取られてしまうので、芯はくり抜き、キッチンペーパーを水で濡らしたものを詰めます。軽く湿らせた新聞紙で包んでポリ袋に入れ、芯の部分を下にして、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
涼しい季節なら冷暗室でも大丈夫です。
外の葉からはがして使います。
保存期間(賞味期限):2週間

カットしたもの

全体にラップがかかっていると野菜が呼吸できないので、切り口を覆う程度にラップをかけます。ポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。(保存期間:2~3日)

冷凍保存

そのままざく切りにして、水気を拭きます。冷凍用の保存袋に入れ、冷凍庫で保存します。使用する際は、凍ったまま炒め物などに。(保存期間:2~3週間)

加熱して冷凍

ざく切りにして、熱湯で15秒ほど茹でます。冷水にとり、ざるにあけて水気をよく切ります。冷凍用の保存袋に入れ、冷凍庫で保存します。使用する際は、凍ったまま炒め物などに。(保存期間:2~3週間)