枝豆の旬

枝豆の旬は6~9月です

大豆と枝豆

大豆と枝豆、元は同じ植物です。未熟なうちに収穫したものが枝豆で、さらに成熟させると大豆になります。
ただし、大豆を収穫するのに適した品種と、枝豆を収穫するのに適した品種は、別個に存在します。

ファストフードのはしり

枝豆は、奈良・平安時代にはすでに現在の形で食されていました。
鎌倉時代の僧・日蓮が、寄進を受けた信徒に宛てた礼状「松野殿女房御返事」には、「(略)、枝大豆・ゑびね、旁の物給び候ひぬ」とあります。
江戸時代には、夏になると路上に枝豆売りの姿があったといいます。茹でたものが、枝についたままの状態で売られていて、枝をもって食べ歩いていました。ファストフードのはしりですね。これを「枝つき豆」「枝成り豆」と呼び、それが「枝豆」の由来とされています。

海外でも大人気

近年の日本食ブームの影響もあって、海外で枝豆は大人気。メニューには「edamame」と記載され、いまや定番のアペタイザーとなりつつあります。
海外でインターネット検索された和食キーワードランキングで、「sushi」「ramen」に挟まれ、「edamame」が第2位を獲得。健康食として世界に注目される食品となっています。

「枝豆どころ」新潟

日本でもっとも枝豆を食べるのは新潟県民。作付面積も日本一だとか。スーパーでは「枝豆」ではなく、品種や産地を表示して売られています。5月から10月までの約半年間、ほぼ月替わりで別の種類の枝豆が楽しめるそうです。弥彦むすめ、おつな姫、湯上がり娘、黒埼(くろさき)茶豆、肴(さかな)豆、黒豆……、その数40種以上! 中でも「枝豆の王様」と呼ばれる最高級ブランドが黒埼茶豆。「枝豆界の魚沼産コシヒカリ」といわれています。茶豆といえば山形県鶴岡周辺のだだちゃ豆が有名ですが、この2種、ルーツは同じとのこと。

枝豆の主な栄養成分

優秀な食品

枝豆は、豆と野菜の両方の栄養的特徴をもった、とても栄養価の高い野菜です。タンパク質はもちろん、ビタミン類や食物繊維、カリウム、鉄分などのミネラルを豊富に含んでいます。

ビタミンB1・C

 
ビタミンB1は、代謝を促進し、糖をエネルギーに変え、疲労回復や夏バテ防止に役立ちます。ビタミンCは、レモンの約4分の1の量が含まれています。

メチオニン 

枝豆に含まれるタンパク質には、メチオニンという成分があります。メチオニンは、アルコールの分解を促し、肝機能の働きを助ける働きがあります。

オルニチン

オルニチンは「遊離アミノ酸」と呼ばれるものの一種です。血液に溶け込んだ状態で体内を巡り、肝臓では有害物質であるアンモニアの解毒を促進するなど、重要な働きを担っています。
シジミに多く含まれていることはよく知られていますが、実は枝豆にも多く含まれています。中でもだだちゃ豆には、シジミの数倍のオルニチンが含まれているそうです。

カリウム

 
カリウムをたくさん含んでいるので、ナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。また、利尿作用もあるので、体内の水分量を調節し、むくみの解消に役立ちます。

鉄分

 
枝豆には、小松菜よりも多くの鉄分が含まれています。

おいしい枝豆の選び方

鮮度が重要な野菜です。さやがふっくらしていて、緑色が鮮やかなものを選びましょう。枝つきのほうが鮮度が保たれます。

枝豆の下ごしらえ&保存のポイント

下処理

枝つきの場合は、枝から豆の部分をカットします。枝豆の両端をさらにカットしておきます。次に、塩もみをして枝豆についている産毛をとります。

茹で方

沸騰してから、鍋に枝豆を入れます。3分くらい茹でたら、ざるにあげてうちわであおぎ、冷まします。水にとって冷ますと、塩気が抜けてしまいます。
塩の量は、水1リットルに対して40g(塩もみに10g使用)がよいといわれています。

冷凍保存

かために茹でて(2分間ほど)冷凍してください。さやのままでも、さやから出して冷凍しても、どちらでもOKです。解凍するときは自然解凍がおすすめです。(保存期間:1か月)

枝豆の調理のポイント

NHK『ためしてガッテン』で紹介されていた、「極うま枝豆ゆで方」をご紹介します。

沸騰したお湯に、砂糖2%、塩2%を入れてゆでます。

甘みが復活して採れたての味に。

沸騰したお湯に、砂糖と塩だけでなく、干しエビを4尾入れてゆでます。

すると、普通の枝豆が香り豊かな茶豆に変身するそうです。