ぶどうの旬

ぶどうの旬は8月から10月にかけてです

品種ごとに収穫時期がずれ、また、産地によってもずれはありますが、6月頃から店頭に並び始め、おおむね最も種類や数が出回り、品質的に安定して美味しい食べ頃の旬は8月から10月初旬頃にかけてです。

世界中に様々な品種が自生

ヨーロッパやエジプトでは古くから栽培され、ワインも作られていました。古代エジプトの頃の様子が壁画などに残されています。日本では山ブドウは昔から自生していましたが、奈良時代にシルクロードを経て中国から伝わったとされています。山梨で自生していた物を鎌倉時代に栽培されるようになったのが、現在の甲州ブドウだといわれています。

原産地の違いで種類分け

一言にぶどうといっても誰もが知っているデラウエアや巨峰をはじめ、白ブドウ系や赤ブドウ系という分類以外にも、アメリカ系やヨーロッパ系、アジア系といった原産地の違いなど、色々な分類があります。色や形、大きさや味わいはそれぞれ個性があり、収穫(旬)の時期も微妙に違います。黒いぶどう、赤いぶどう、青いぶどう、黄色いぶどうなど、色によって分けられる場合もあります。

ぶどうの産地

青森から広島や島根までの本州を中心、北海道や福岡などでも栽培されています。主な産地は甲州ぶどうで知られる山梨県で、次いで長野県、山形県、そして岡山県となっています。

ぶどうの主な栄養成分

ポリフェノールの効用

イタリアには古くから『Buon vino fa buon sangue』(良いワインは良い血をつくる)ということわざがあるくらい、ワインが健康に良いといわれていますが、原料のブドウに含まれているポリフェノールの効用に着目されているからだといわれています。

ブドウ糖による疲労回復効果

ぶどうには体内に吸収されやすいブドウ糖や果糖などの糖質が多く含まれており、これらは体内で代謝の経過を経ずにそのままエネルギーになり、疲労回復効果が大きいといえます。

脳の働きをUP

ブドウ糖や果糖などの糖質は直接脳の栄養源となり、脳の働きを活発にし、集中力を高める効果があるといわれています。

アントシアニンなどのポリフェノール

ぶどうにはポリフェノールが沢山含まれています。特に皮や種の部分に多く、ガンや動脈硬化の予防に効果があるといわれています。アントシアニンは色素成分で赤ブドウに沢山含まれており、目の疲れや糖尿病による目の病気など、視力回復につながる重要な役割を果たす成分として注目されています。

食物アレルギーの発症を抑える効果

ぶどうに含まれているポリフェノールの一種「レスベラトロール」には、食物アレルギーの発症を抑える効果があるといわれています。

おいしいぶどうの選び方

色が濃く、表面に張りがありブルームと呼ばれる白く粉をふいたような物がしっかりと付いているもの、また、枝の色が緑で、切り口が新しい物を選びましょう。実が房からぽろぽろと取れている物があれば、それは鮮度が落ちているということ、枝を手に持って少しゆすってもしっかりと実が付いているものを選びます。また、デラウエアは、実がびっしりと隙間なく付いているものを選び、隙間が沢山あるものは避けましょう。

粒に張りがあり、軸が太く青いものを選びましょう。果皮の色は、基本的に黒系と赤系のブドウは色が濃いものを、緑系のブドウは黄色っぽいものがよいでしょう。

ぶどうの保存のポイント

冷蔵保存

ハサミで枝を2~3ミリ程実側に残して切り離し保存しますが、房のままの場合は、なるべく実に負担がかからないよう一房ずつ乾燥しないよう袋などに入れ、野菜庫に入れます。水に浸けると傷みが早くなるので、洗うのは食べる直前にしましょう。

房のままでなくても良いなら、一粒一粒枝から切り離しジップロックなど密封袋に入れて野菜庫に入れます。切り離す時に、枝から引きちぎると、実の枝が付いていた部分に穴があき、果汁がにじみ出て傷みを早めてしまいますので、傷つけないようハサミで枝を2~3ミリ程実側に残して切り落ちします。

果皮に付いた白い粉(ブルーム)は鮮度を保つ役割を持つため、食べる直前まで洗い流さないようにします。ブルームは食べても大丈夫です。

冷凍保存

実を房から切り離し、その密封袋に入れたまま冷凍します。食べる時は食べる分だけ取り出し、さっと水洗いをすれば表面だけ溶け、皮が剥きやすくなり、シャルシャリしたシャーベットのように食べられます。また、解凍しきっても、枝の付け根がちゃんと蓋をしてくれているので果汁の流失も最小限に抑えられます。

ぶどうの調理のポイント

生食

フルーツサラダやタルトのトッピング、ゼリー寄せなどに。生食の場合、冷やしすぎると甘味が感じられなくなってしまうので、常温で保存し、食べる間際に冷水に浸けて冷やしましょう。

加熱

ジャムやジュース、ソースに仕上げることも出来ます。

ピューレ状

シャーベットやムース、ペクチンを使ったゼリーなどにもできます。