イチゴの旬

イチゴの旬は4~5月

12月はクリスマスケーキのため需要が高く、促成栽培が行なわれていることもあり、出荷量がもっとも多いのは12月後半から2月にかけてです。

全国で最も多くイチゴを生産しているのは「とちおとめ」や「スカイベリー」を産する栃木県です。次いで「あまおう」の福岡県、そして「ひのしずく」などの熊本県、「さちのか」の長崎県、「紅ほっぺ」や「章姫」で知られる静岡県、「アイベリー」「ゆめのか」の愛知県、「さがほのか」の佐賀県と続きます。

イチゴの歴史

野生のイチゴは石器時代からヨーロッパ、アジア一帯で食べられていましたが、現在のようなイチゴが栽培されはじめたのは200年ほど前のことです。南アメリカから持ち込まれた品種と、北アメリカから持ち込まれた品種が自然交雑したものといわれています。
日本には江戸時代の終わり頃に伝わりましたが、そのときには定着せず、その後明治32年頃にフランスの品種が導入されたことで本格的な栽培がはじまりました。

食べている部分、実は果実ではない?

イチゴはバラ科の多年草の一種で、正式にはオランダイチゴ属に含まれます。ところで、このイチゴ、赤い愛らしい姿をしていますが、この食べている部分、実は果実ではないということをご存知ですか? この部分は花托(花をつける枝の先端部)の発達した花の一部で、本当の果実はその周りにあるゴマのような粒粒一つひとつです。

フルーツの中でも圧倒的な人気

毎年1月から2月になると、あらゆる外食チェーン店で先を競うようにイチゴのフェア-がはじまります。その時期も年々早まっているように見受けられます。実際、イチゴのフェア-を行うと、はずすことなく確実に売上が上がるそうです。それだけイチゴは人気者ってことなのでしょう。

イチゴは野菜!?

実は、イチゴは野菜です。一般に果物コーナーで売られていますが、メロンやスイカと同じように、植物の分類や農業上では野菜なんです。これは、日本では果実は「木」になるものであり、畑で作る草本類を野菜と定義しているからです。
※農林水産省ではイチゴやメロン、スイカを「果物」ではなく、「果実的野菜」として分類しています。

イチゴの主な栄養成分

ビタミンCがたっぷり

5~6粒食べれば、1日に必要なビタミンCが摂れます。手軽にビタミンCが補給できるので、とっても重宝。風邪の予防や疲労回復、肌荒れなどに効果があります。

アントシアニン

イチゴの赤い色素成分「アントシアニン
は、ポリフェノールの一種。眼精疲労や視力の回復に有効とされるほか、活性酸素を減らし、ガン予防にも効果があるといわれています。

造血のビタミン、葉酸

イチゴには、100g中90mgの葉酸が含まれていて、果物の中ではトップクラスの含有量です。葉酸は、ビタミンCによって活性型に変換されるので、一緒にとることがポイント。イチゴなら、無理なくビタミンCと葉酸を摂ることができます。血を作るビタミンといわれている「葉酸」は、貧血予防にも効果的。

おいしいイチゴの選び方

果皮のツブツブがクッキリしていて、へたが青くて元気なもの。また表面に傷がなく、ツヤのあるものを選びましょう。
果皮の色の濃淡は品種によって異なりますが、赤が均一で鮮やかなものがよいでしょう。ただし、イチゴは収穫後も赤くなる性質があります。果皮が赤くても、へたに鮮度がなくて、香りを感じないものは要注意です。熟す前に摘まれて、時間の経過で着色した可能性があります。
パックで販売されている場合は、底に傷んだものや色の薄いものがないかもチェックしましょう。
イチゴ狩りの場合は、全体が赤く染まってへたが反り返り、へたの下の部分に小さな裂け目ができているものがおすすめです。イチゴは完熟すると、果実がふくらんでへたの下にひび割れができます。

イチゴの下ごしらえ&保存のポイント

冷蔵保存

イチゴは日持ちしないので、なるべく購入した当日に食べることをおすすめします。
乾燥を防ぐためラップに包むかポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。水洗いをすると果皮が弱るので、食べる直前に洗いましょう。(保存期間:2~3日)

冷蔵保存

水洗い後、水気をしっかりと取り、へたを取ってから冷凍庫へ。半解凍にしてイチゴミルクにしたり、スムージーやソースなどにするとおいしく食べられます。

イチゴの調理のポイント

へたを取ってから水洗いすると水っぽくなるうえ、ビタミンCが流れてしまうので、洗うときはへたつきのまま洗います。

イチゴはへたとは反対側の先端(果頂部)のほうが糖度が高いので、大きいイチゴはへたを持って食べるよりも、へたを取り、へた側から食べると最後まで甘味を感じられます。