伊予柑(いよかん)の旬

伊予柑の旬は、1~2月です

3月になると「弥生紅(やよいべに)」という伊予柑が登場します。これは、3月まで熟成させた伊予柑の愛称で、糖度が高く果皮の赤みが強くなります。

明治時代に山口県の萩市で発見

当初は、地名「穴門」にちなんで、「穴門蜜柑」と呼ばれていたようです。現在では、主に愛媛県で生産されており、名前も、現在の主な産地である伊予の国(愛媛県)から「伊代柑」と付けられたようです。

皮は艶のある濃い橙色

やや厚いのですが、比較的むきやすい果物です。果肉は柔らかく多汁で、甘味酸味ともバランスがよく、濃厚な味わいで、香りも強いです。

代表的な産地は名前の伊予の国、愛媛県

全体の約9割を出荷しています。その他にも和歌山県や佐賀県、山口県などが生産しています。

伊予柑の主な栄養成分

ビタミンCとシネフィリン

ビタミンCを豊富に含んでおり、シネフィリンとともに風邪予防に効果があるといわれています。

皮に含まれる精油成分の働き

皮にはリモネン、ナリンギン、ヘスペリジンなどの精油が含まれており、これらは毛細血管の壁を強くし、高血圧の予防や治療に効果があるといわれています。

疲労回復に

クエン酸を含んでおり、体内の酸性物質を減少させる効果や、疲労回復と血をきれいにする働きがあるといわれています。

おいしい伊予柑の選び方

伊予柑を選ぶときは、ヘタの部分が小さく、皮に張りと艶があり、色が濃い橙色のものを選びます。手に持ったときにずっしりと重みを感じるものの方が、果汁がたくさん詰まっているでしょう。

伊予柑の下ごしらえ&保存のポイント

室内保存

伊予柑は比較的貯蔵性が高いので、室温が高くならず風通しの良いところで保存しましょう。

冷蔵保存

暖房が入るような室内であれば、乾燥しないように袋などに入れてから冷蔵庫に入れておきます。

伊予柑の調理のポイント

伊予柑の皮をむく

伊予柑を食べるときは、まずお尻の方から指を使って皮をむきます。その後、房をバラして、じょうのうを中心側から開くように剥いて果肉だけにして食べます。

料理に

さっぱりとした甘さと適度な酸味があるので、鶏肉料理や豚肉料理などのソースに、果汁やすりおろした皮などを加え、果汁でドレッシングや、ソースを作ります。

スイーツに

果肉をタルトのトッピングとして綺麗に並べると、非常に彩りも鮮やかで、味もクリームとの相性が非常によく美味しいタルトができます。果汁を使い、ジュース、シャーベット、ゼリーやゼリー寄せ、ムースなどに使えます。

皮をマーマレードに

シロップで煮て砂糖漬けにしたり、ピールチョコにしても香りが良く美味しいです。