こごみの旬

こごみの旬は4~5月です

4~5月にかけて摘み取られています。生長が早いので、旬を逃さないようにしましょう。草が生える前に出揃うので収穫も容易ですが、成長が非常に早く、一週間ぐらいで葉が開ききってしまいます。山菜として食べられるのは芽が丸まっているうちだけ。全て採るようなことはしないで、少なくとも1株に2~3本は残しておく、2番芽は採らないなどの、マナーを守りましょう。

葉の先がくるり

芽生えのころの葉がくるくると巻いている様子を、人が前かがみ(こごみ)になっている姿に重ねて、「こごみ」の名前になったそうです。別名、コゴメ、クグミ、クサソテツ、ガンソウといい、ワラビ・ゼンマイと同じシダ類の多年草です。

爽快感あふれる山菜

比較的アクの少ない山菜です。ぜんまいとよく似た形で、綿毛はなく、濃い緑色の軸と葉を持っています。軽くゆでると、サクサクとした食感を持ち、爽やかな後味があります。

北海道から九州まで

各地の林の中、山道の道端や崖の下など水はけがよく湿った場所に群生しています。主な産地は新潟、山形、群馬、福島、宮城、秋田です。

若芽のときは先端が内側に

しだいに葉を広げ、成長するとシダの葉10数枚が向き合って環状に広がり、直径1m近くまで大きくなります。

こごみの主な栄養成分

整腸作用でお腹がすっきり

豊富な不溶性食物繊維がたっぷり。不溶性食物繊維は、胃や腸の中で水分を吸収して大きく膨らみ、それによって腸の動きを活発にさせる働きがあるとともに、身体に有害な物質を吸着する性質があり、一緒に便として排出する働きもあります。

β-カロテンの含有量は緑黄色野菜なみ

β-カロテンが豊富に含まれています。カロテンは、必要量だけビタミンAに変化され、抗酸化作用、皮膚や粘膜を健康に維持する働きがあるとされています。また、ビタミンEやタンパク質を多く含む食品と一緒に摂取することで、カロテンの酸化を防ぎ、体内で有効に活用されます。

骨を丈夫に

カルシウムを骨に定着させる働きがあるビタミンKも豊富です。

ビタミンCも

免疫力を高めて風邪を予防し、肌を美しくする効果も期待できます。

おいしいこごみの選び方

茎が太く、トップがしっかりと葉が巻かれているものを選びます。茎に翼葉が多いか少ないかは見た目の問題で、味自体には違いはありません。茎の部分が白く粉をふいたようになっている物は新鮮な物の証ではなく、環境によりいろいろな場合があります。

こごみの下ごしらえ&保存のポイント

さっと水洗いしたら、くるりと巻いている部分の汚れをしっかり落とします。沸騰したお湯で1分ゆでたら、氷水に入れて色止めをすると、きれいに仕上がります。

冷蔵保存

それほど日持ちが良い物ではないので、鮮度が良いうちに食べるようにしましょう。保存する場合は、洗わず乾燥しないように新聞紙などでくるみ、呼吸できるように穴をあけた袋などに入れて冷蔵庫の野菜庫に入れておきます。
(保存期間:2~3日)

冷凍保存

長期間保存したい場合は冷凍します。その場合は、薄めの塩(1Lに対し20gの塩)を加え、沸騰した湯の中で30秒から1分弱で固めに茹で、氷水に落として色止めしてから、よく水気を切って小分けしてアルミやステンレスのバットに広げ一気に冷凍します。凍ったものを小分けしてラップなどで包み、保存袋に入れて冷凍しておきます。食べる時は自然解凍してから調理します。おひたしやあえ物、汁物などに使います。

こごみの調理のポイント

サラダやおひたし

ごま和え、くるみ和えにしても美味しいです。

天ぷらや汁の実に

味わい深く、とても美味しく頂けます。