小松菜の旬

小松菜の旬は冬です

小松菜は、今では各地でハウスなども含め通年出荷されていますが、本来寒い冬に採れる野菜だったので冬菜、雪菜などとも呼ばれています。11月~3月にかけてが旬ですが、3月頃に出荷される初春に出回る若くて色が薄いものは鶯菜(うぐいすな)とも呼ばれています。

寒さに強く、一、二度霜が降りた後のほうが甘みが増し、葉も柔らかくなって美味しくなります。普段ホウレン草をよく使っていると思いますが、ホウレン草よりアクが少なく、用途的には同じように使えます。

青梗菜と同じ仲間

小松菜(コマツナ)はチンゲンサイなどと同じアブラナ科アブラナ属の植物で、収穫せずにそのままにしておくととうが立ち、アブラナと同じ黄色い花を咲かせます。名前は東京の小松川(現在の江戸川区)に由来しているそうです。江戸時代、将軍に気に入られ、献上する際、土地の名前を冠したとか。また、当時から江戸庶民には親しまれていたようです。

全国に土着のものがある

小松菜はそれぞれの地域で土着のものがあり、同じ品種もあればオリジナルのものもあるようですが、群馬の武州寒菜(ぶしゅうかんな)や新潟の大崎菜、関西では黒菜と呼ぶところもあるように、それぞれの地域での名前があるようです。

品種改良が進む

ここ10年ほどでずいぶんとスリムでスタイルの良い小松菜が市場を占めるようになってきました。また、冬にはホウレンソウのように「縮みコマツナ」と言うのも出回るようです。

古くから関東で作られてきた野菜

今でも主に関東で作られています。上位一位から5位までが関東が占め、それだけで全国の約半分を作っています。東京も2位となっています。

小松菜の主な栄養成分

小松菜は栄養価が高い緑黄色野菜

小松菜は含有量で見ると全体的にはホウレン草に若干及びませんが、ビタミン類、ミネラルなどどれをとっても非常に栄養価が高い緑黄色野菜であることは言うまでもありません。

たくさんのカロテン

β-カロテンは抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。

カルシウムや鉄分が豊富

カルシウムや鉄分においては、小松菜の方がホウレン草よりもたくさん含んでいます。

小松菜の下ごしらえ&保存のポイント

冷蔵保存

小松菜などの葉物の野菜は乾燥に弱いので、水分を保ちながら保存します。ただし、葉に直接水がつくと傷みやすくなるので、新聞紙に包んだ上から霧吹きなどで水をかけ、軽く湿らせるようにしましょう。ポリ袋に入れ、根元が下になるように立てて冷蔵庫の野菜室で保存するようにしましょう。(期間:3~4日)

冷凍保存

塩少々を加えた熱湯で固めに茹でます。茹で時間は15秒くらいで十分です。冷水にとって水気を絞り、4cmくらいの長さに切り分け、その後、もう一度水気を絞ります。ラップで包み、金属製のトレーに乗せて冷凍します。金属製のトレーに乗せることで早く冷凍させることが出来ます。少量づつ使う場合は、小分けにしておくとよいでしょう。凍ったら冷凍用保存袋に入れたら空気をよく抜いて、そのまま冷凍庫で保存しましょう。使用する場合は、解凍せずに炒め物や味噌汁などに使うとよいでしょう。(期間:2~3週間)