クエの旬

クエの旬は11~2月です

漢字では「九絵」

スズキ目ハタ科に属する海水魚の1種です。成魚は全長60cmほどですが、稀に全長1.3m、体重30kgに達する大型個体が漁獲されます。

体色は淡い緑褐色で、体には6本の黒っぽいしま模様があります。幼魚は体色が黒く白っぽい明瞭なしま模様が目立ちますが、成長するにつれ模様が不鮮明になり、大型個体ではほとんど模様が消失します。このように、時とともにしま模様を変化させ、体に九つの絵を描き出すことから「クエ(九絵)」という名がついたといわれています。
九州では地方名で「アラ」と呼ばれますが、同じハタ亜科に属するアラ属のアラとは別種です。

大きいものはほとんどが雄

クエは、雌性先熟の性転換を行いますので、生まれたときはすべてメスです。繁殖を繰り返しながら成長し、その後オスに性転換し、さらに何十年も成長し続け、数10kgの巨体になるのです。
ちなみに、2~3kgになるまでに5年ほどかかります。仮に40kgもの巨大魚となるには、30~50年間、岩礁でエビやカニ、イカを丸のみし続けてきたことになります。

「クエを食ったらほかの魚はくえん」

大相撲九州場所でお相撲さんたちが食べる超高級料理「アラの一本炊き」とは、クエを大鍋で炊いた料理です。クエは熱を加えると身がギュッと締まり、脂たっぷり。刺身で食べるとちょっと淡白で味気ないのですが、燻ったり揚げたりすると、途端に味はジューシーに。歯応えも十分で、鶏のような食感と脂ののり具合とのバランスは、アンコウやフグに勝る旨みがあります。「大きくて見かけが悪いのに美味な魚」の例としてよく挙げられる魚です。

クエの主な栄養成分

高タンパクで、コラーゲンをたっぷり含んでいます。カルシウムもしっかり摂れます。