空芯菜(クウシンサイ)の旬

クウシンサイの旬は7~9月です

「空芯菜」「クウシンサイ」は商標登録

私たちが一般的に「クウシンサイ」と呼んでいる野菜は、標準和名を「ヨウサイ」といい、ヒルガオ科サツマイモ属の野菜です。

「エンサイ(蓊菜)」「アサガオナ(朝顔菜)」という別名もあり、沖縄では「ウンチェー(蕹菜)」「ウンチェーバー(蕹菜葉)」と呼ばれています。
茎が空洞になっているため、中国語で「空心菜(コンシンツァイ)」あるいは「通菜(トンツァイ)」といい、この「空心菜」を日本音で読む「クウシンサイ」という呼び名が広く使われています。ですが、「空芯菜」「クウシンサイ」は、野菜、種子、料理、飲料などの呼称として、個人によって商標登録されています。

水辺に生育

クウシンサイは東南アジア原産で、古くは沖縄県方面を経て九州に渡来しました。
暑さには強いのですが、最低気温が10度を下回ると茎も根も枯れてしまいます。
湿地で多く栽培され、水耕栽培も可能です。
汽水域や、塩分を含む農地でも栽培可能なことが、恵那農業高等学校の研究で確認されました。津波の流入した農地で栽培し、塩分の吸収が確認できたことから、津波被災地や海岸近くの農地での栽培に期待が高まっています。

シュウ酸

ほうれん草にあって、クウシンサイにはないのが「シュウ酸」です。シュウ酸は、アクやえぐみの成分。シュウ酸がないので、下茹でやアク抜きの手間はいりません。

クウシンサイ(空芯菜)の主な栄養成分

生活習慣病予防に大きく貢献する緑黄色野菜

クウシンサイ(空心菜)には沢山のβカロテンが含まれています。このβカロテンは抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持などにも役立っています。

ビタミンCも豊富

βカロテンと共に活性酸素を減らし老化の防止にもつながります。

熱い夏を乗り切る強い味方

クウシンサイ(空心菜)には汗と共に失うカリウムをはじめ、ビタミンB1、B2などを沢山含み、エネルギーの代謝を高め、夏バテ気味の身体にエネルギーを与えてくれるので、熱い夏を乗り切るのにはもってこいの野菜です。

骨を丈夫に

クウシンサイ(空心菜)にはカルシウムが沢山含まれていますが、骨の生成には欠かせないマグネシウムヤ、カルシウムを骨に定着させる働きがあるビタミンKも沢山含んでいます。

赤血球を増やし、貧血予防にも

クウシンサイ(空心菜)にはヘモグロビンの生成に欠かせない鉄分をはじめ、赤血球を作る働きがある葉酸を沢山含んでいます。特に妊娠中の方にはお勧めしたい野菜の一つで、葉酸と共に赤血球の生成に役立つビタミン12を沢山含んでいるアサリなどと組み合わせる事で、更にその効果はアップします。

便秘予防と大腸がんの予防にも

食物繊維もしっかりと含まれています。

おいしいクウシンサイ(空芯菜)の選び方

葉先までハリがあり、緑が鮮やかで濃いものを選びます。しなびていたり、葉の色があせたようなものは避けてください。根もとの切り口を見て、まだみずみずしく切られて時間が経っていないかどうか確かめましょう。

クウシンサイ(空芯菜)の下ごしらえ&保存のポイント

冷蔵保存(または野菜庫で保存)

クウシンサイ(空心菜)は乾燥にとても弱く、すぐにしなびてしまいます。出来れば、根もとの切り口にたっぷりと水を含ませたティッシュやキッチンペーパーなどで包んだうえに、濡らした新聞紙などで全体を包み、ビニールやポリの袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。寝かさず立てて入れるようにした方がもちが良いです。それでもなるべく早く食べることがおすすめです。

冷凍保存

クウシンサイ(空心菜)の持ち味はあのシャキシャキした食感です。冷凍するとそれが損なわれてしまうのでお勧めは出来ません。どうしてもという場合は、一度固めにさっと茹でてから小分けして冷凍してください。おひたしやあえ物、汁物の具、卵閉じなどに使います。

クウシンサイ(空芯菜)の調理のポイント

火を入れ過ぎない

クウシンサイ(空心菜)はもともと東南アジアや中華料理ではよく使われている野菜です。いずれも炒め物系が多いようです。持ち味はあのシャキシャキした食感なので、それを活かすために、火を入れ過ぎないように注意しましょう。味にはクセが無いので、色々な料理に使えます。

下茹で

茎が太い物は太い部分と葉の部分を分けて茹でるようにした方が食感が良く仕上がります。葉の部分はシャブシャブ程度で、茎の部分は2分までで加減するようにしてください。

炒め物 

クウシンサイ(空心菜)は何と言っても炒め物が最も適した料理です。シャキシャキした歯触りと綺麗な緑の彩を活かしてください。

ソテー

さっと湯通しした物をニンニクを効かせたバターやオリーブ油、又は胡麻油などでからめただけでも美味しく、肉料理や魚料理の付け合わせにも適しています。

おひたしやあえ物 

クセが無いのでおひたしやあえ物にも使いやすい野菜です。

汁物 

味噌汁をはじめ、ラーメンやうどんなど汁物の具材としても適しています。鍋料理にも使えます。

生のままサラダで 

クウシンサイ(空心菜)はアクが少ないので細く柔らかい茎や葉の部分は生のままでもサラダなどで食べる事が出来ます。

揚げ物 天ぷら、卵料理、肉巻、巻き寿司の具

便利にいろいろな料理に使えます。