レタスの旬

レタスの旬は年2回、4~8月と11~12月です

原産地のヨーロッパでは、レタスは晩春から初夏の野菜です。日本では全国で栽培されており通年市場に流通しています。収穫期は多くの地域で秋と春で、夏は長野などの高冷地から、冬は九州や香川などの暖かいところから出荷されています。
主な産地は長野県で、全国の約3分の1を出荷しています。次いで茨城、群馬が続きます。

レタスの仲間たちを紹介します

レタスは、キク科アキノノゲシ属の一年草です。
さまざまな種類のレタスが、店頭に並んでいます。
・玉レタス 一般にレタスと呼んでいるもので、キャベツのように結球するクリスプヘッド型
・サラダ菜 玉レタスと同じ結球タイプで、バターヘッド型
・ロメインレタス シーザーサラダでおなじみですね。コスレタスともいわれ、だ円形にゆるく結球し、白菜のような形をしています。
・サニーレタスやフリルレタス リーフレタスの種類で、非結球タイプのものです。
・サンチュ カッティングレタスと呼ばれる、非結球タイプのものです。茎から葉を採取します。
・チシャトウ 茎レタス、ステムレタスともいいます。非結球タイプで、茎の部分をも食べる品種です。茎を細く裂いて乾物としたものが山クラゲです。
 

ペルシャ王も食べていた

中近東、地中海沿岸が原産地といわれています。歴史は意外と古く、古代エジプト時代にはすでに食べられていました。
日本へは中国から伝わりましたが、その当時はチシャトウやサンチュのような品種でした。現在のような玉レタスは、戦後、進駐米軍の特需野菜として栽培がはじまりました。真空予冷技術の開発や保冷車の導入によって、鮮度劣化の早いレタスが全国へ出荷できるようになり、生産量が一気に増加しました。

レタスはキク科、花も菊によく似て可愛い黄色

葉を見て、よくアブラナ科と間違えられますが、花を見ればキク科とすぐわかります。
1~2cmの菊に似た小さくて黄色い花です。香りもかすかですが、菊と似ています。
ところが、花が開いているのは午前中だけ。早寝早起きの習性があって、お昼近くにはもう閉じてしまいます。花びらのひとつひとつに白い冠毛のついた種がついて、たんぽぽのように空中を飛びます。

レタスがのびればキャベツが止まる

一般に生活のレベルが上がるとキャベツの消費が増えるそうです。さらに豊かになると、レタスの消費量が上がって、キャベツの伸びが止まるといわれています。
これはアメリカでみられた現象ですが、そっくり同じことが昭和40年代以降の日本でも起きました。

レタスの主な栄養成分

レタスで快眠

レタスのことを日本語で「チシャ」といいます。レタスの葉や茎を切ると、切り口から白い乳液を出すことから「乳草(チチクサ)」と呼ばれていました。それが訛り「チサ」が変化し、「チシャ」という名称になったといわれています。
この白い液に含まれている「ラクッコピコリン」という成分には、鎮静・催眠効果があるといわれています。
睡眠には体内にあるメラトニンやセロトニンというホルモンが大きく関係していますが、ラクッコピコリンはこれらと同じような働きをします。この成分は葉にも含まれていますが、茎や芯に多いので、捨てずにいただきましょう。

玉レタスとリーフレタス、栄養価が違います

玉レタスは、β-カロテン、ビタミンB1、C、カリウム、食物繊維などを少量ずつ含みます。一方、緑黄色野菜であるリーフレタスは、β-カロテンやビタミンC、E、Kなどのビタミン類を豊富に含みます。
ビタミンEは、「若返りのビタミン」とも呼ばれ、強い抗酸化作用があるため、老化を遅らせたり、動脈硬化を予防する効果が期待できます。
また、ビタミンKは、「止血ビタミン」ともいわれ、けがをしたときの血液の凝固や丈夫な骨づくりに関与しています。

おいしいレタスの選び方

丸みがあり、葉の巻きがやわらかくふんわりとしていて、大きさに比べて軽いものが甘い傾向にあります。
全体的にみずみずしく、芯の大きさは10円玉くらいのもの、切り口が変色していないものを選びましょう。芯が大きすぎるものは味が落ちている可能性があり、褐色に変色しているものは鮮度が落ちています。
また、葉がぎっしり詰まって重いものは、葉がかたく苦みがあることがあります。

結球しない葉レタスは、葉先まで色がきれいで張りがあり、みずみずしいものが良品です。切り口が褐変したものは、鮮度が落ちているので避けましょう。

レタスの下ごしらえ&保存のポイント

冷蔵保存

レタスの芯をくりぬきます。芯の取れた穴に、水で濡らしたキッチンペーパーを軽くしぼって詰め込みます。新聞紙もしくはラップで全体を包み、ポリ袋に入れて芯側を下にして冷蔵庫の野菜室で保存します。
レタスは切った部分から酸化して変色しますので、外側の葉からはがして使いましょう。(保存期間:1週間)

冷凍保存

水洗いしたあと、キッチンペーパーで水気をよくふき取り、食べやすい(調理しやすい)大きさにちぎります。小分けして保存用の袋に入れ、冷凍庫で保存します。
レタスは水分量が多いので、冷凍後に解凍するとビシャビシャになってしまいます。サラダなど食感を楽しむ料理には向きませんが、スープや炒め物など、加熱する料理であれば問題はありません。調理の際は、凍ったまま使用します。(保存期間:2週間()

レタスの調理のポイント

手でちぎって

レタスは包丁などで切らず、手でちぎったほうが切り口の変色を防ぐことができて、おいしく食べられます。

水にさらすとき

小さくちぎる前に、使う葉を数分水に浸してシャキッとさせます。そのほうが栄養が逃げません。