メバルの旬

メバルの旬は2~5月です

「春告げ魚(はるつげうお)」という風雅な名で呼ばれる所以です。

3種のメバル

2008年に日本魚類学会の英文機関誌『Ichthyological Research』で、メバルは3種に分類できることが発表されました。元の学名を踏襲したのは「アカメバル」で、他の2種「シロメバル」と「クロメバル」は近縁の異種です。
磯、防波堤でよく釣れるのはクロメバル、水深のある沖合いの船から釣れるのはアカメバルで、市場に多く出ているのはアカメバルです。

眼がいい魚

全長は30cmから20cmほど。日本海沿岸の岩礁域に多く生息しています。
群れをなし、水面を見上げてホバーリングするように、立ち泳ぎしている姿をみかけることがあるそうです。これは、メバルがエサを待っている姿勢で、上方を流れてくる小さなエビや小魚などに、下から襲いかかります。だから目が大きくて視力もよく、受け口なのです。

メバルの主な栄養成分

コラーゲンたっぷり

メバルは良質なたんぱく質を豊富に含んでいます。

不飽和脂肪酸

メバルに含まれる脂質にはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などが多く含まれています。これらの不飽和脂肪酸には悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、逆に善玉コレステロールを増やす働きがあり、動脈硬化の予防、改善や脳卒中や高血圧などの生活習慣病から身体を守ってくれます。

おいしいメバルの選び方

黒目と白目の境がシャープで、眼球全体がぷっくりと膨らんでいるといい。鮮度が落ちると目が窪んでくる。
軽く触り、身の引き締まり方を確かめて選ぶといい。
鮮やかな赤色をした体表が特徴。腹の皮が薄く傷みやすいが、その腹の部分にも赤みが差したものを選ぼう。
表面の赤みは徐々に薄くなっていく。白っぽい、全身に張りがなく身が緩んでいると感じるものは避けたい。

調理のポイント

煮付け

新鮮なうちに調理すると、皮がぷりんぷりんと弾けます。プリプリッとした食感で、クセのない上品な味わいです。
日本酒とミリンを3対1の割合で鍋に入れ、お好みで砂糖を加えて火にかけます。 沸騰する前にメバルを並べ、落としフタをして中火で10分ほど煮ます。 しょうゆを加え、2~3分煮立てて火を止めます。こうすると、身くずれしにくくなります。ブイヤベースやアクアパッツアにもぴったりです。

塩焼き

焼くことで身がしまり、旨みが凝縮します。焼魚特有の香ばしい匂いは、食欲をそそりますね。

揚げもの

から揚げにしてもおいしく、2度揚げすると骨まで食べられます。

刺身

シコシコとした歯触りがあり、ほんのり甘く、とてもおいしい魚です。
身をおろした後の骨とアラは、すまし汁か味噌汁にするとよい出汁が出ます。