温州みかんの旬は4つの品種ごとに旬があります
全体としては12月から2月にかけてですが、ハウス物も安定して供給されているので、ほぼ通年市場には出回っています。
温州みかんは日本が原産
欧米でも「Mikan」や「Satsuma」などと呼ばれています。主に関東より南の暖かい地方で栽培されています。 一般にみかんと言えば、温州みかんのことを指していますが、この温州みかんという名称は数多くの種類の総称として使われています。
温州みかんには4つの品種
収穫時期によって大きく4つのタイプに分かれます。早生温州みかん(9月から10月頃に掛けて収穫されるもの)、早生温州(10月から12月頃に掛けて収穫されるもの)、中生温州(11月~12月頃に掛けて収穫されるもの)、普通温州(1月以降に収穫されるもの)があります。
みかんには表年と裏年がある
みかんの性質として、収穫が多い表年と少ない裏年が交互に発生する傾向があります。これを隔年結果と呼ばれています。
産地の首位は和歌山
次いで愛媛と静岡、その他熊本や長崎、佐賀などの九州でも盛んに栽培されています。
みかんの主な栄養成分
美肌効果、風邪予防など
その他にも、便秘改善、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、がん予防など、温州みかんはビタミンCが豊富なので、肌荒れや風邪予防に効果的です。
袋や白いスジにたっぷり
フラボノイドの一種「ヘスペリジン」が含まれていて、高血圧や動脈硬化を予防する効果があるといわれます。
ビタミンCとシネフィリン
ビタミンCを豊富に含んでおり、みかん2個で1日に必要な分を得ることが出来るそうです。シネフィリンとともに風邪予防にも大きな効果があるそうです。
クエン酸効果
クエン酸は、1個で1日の必要量を含んでおり体内の酸性物質を減少させる効果や、疲労回復と血をきれいにする働きがあります。
おいしいみかんの選び方
へたの切り口が小さく、果皮の色が濃く張りのあるもの、形が扁平で、皮のツブツブが小さくはっきりしていて、重みがあるものを選びましょう。糖度は、果実が小さめで果皮が薄くてやわらかいほうが高いといわれます。
みかんの保存のポイント
冷蔵庫には入れない
温州みかんは冷蔵庫に入れておくと低温障害を起こし傷んでくる場合があります。保存は風通しが良い冷暗所(3~8度が適温)に保存します。
箱入り
箱ごと買っている場合は、流通の時点で底の物にかなりの負担がかかっています。一度天地を裏返し、底の蓋を開けて底の物から食べるようにしましょう。
早生みかんは鮮度が大切
早生温州や極早生温州はあまり日持ちしません。一週間位だと思ってください。日持ちは、11月頃のみかんは7~10日、12月頃のみかんは2週間ぐらいが目安です。
みかんの調理のポイント
温州みかんはジョウノウごと
本来温州みかんはジョウノウごと食べられるみかんです。皮を剥いたら、ジョウノウの背に付いている白いワタを綺麗に取り除いて食べましょう。
果汁
果汁を搾ってジュースとして楽しんだり、シャーベットやゼリー、ムースなどにしても美味しいです。
料理に
酸味を活かし、鶏肉料理や豚肉料理などにも利用します。
愛媛県のご当地グルメ「みかんごはん」
ご飯を炊く際に水だけでなく、みかん果汁で炊き上げるもので、色々トッピングすればちらしずしのように楽しめます。