ニラの旬

ニラの旬は3月から5月です

栽培しやすく、ひとつの株から3回収穫できます。特に、初回(春)の1番刈りは、もっともやわらかく美味しいです。

ニラは中国原産

中国原産のニラは、日本でも古くから栽培されているユリ科の多年草です。8~10月ごろ、平たい葉の間から30~40センチの花茎を伸ばし、先端には傘状に6弁の白い花をつけます。花後は黒い種子が入った扁平な実を結び、全草に特有の臭気があります。茎葉を陰干しにしたものは韮白(きゅうはく)、葉は韮菜(きゅうさい)、種子を天日干ししたものは韮子(きゅうし)、根および鱗茎は韮根(きゅうこん)という生薬です。

万葉集にも登場

ニラはネギ科ネギ属の野菜で、日本でも「古事記」や「万葉集」にも出てくるほど古くから知られていた野菜のひとつで、地方によって様々な呼び名で親しまれています。仏教の世界ではニンニクやラッキョウなどと共に臭いのきつい五葷(ゴクン)のひとつとされてきました。

香り成分はニンニクなどに含まれているのと同じ硫黄化合物の一種、アリシン(硫化アリル)です。

ニラの主な栄養成分

硫化アリルがビタミンB1の吸収を高める

ビタミンB1は吸収効率がよく、硫化アリルにビタミンB1を体内に長くとどめておく作用や、独特のにおいに食欲増進効果があるので疲労回復やスタミナアップに効果的です。体を温め、冷え性も改善。

ビタミンAも豊富

夏バテしたり、カゼをひきやすい人はたくさん食べるとよいでしょう。体を温める効果でも知られ、常食すると冷え性や神経痛、しもやけなどにも有効です。

さまざまな栄養分

含硫精油(ジメチルスルフィド、ジアリルスルフィドなど)、ビタミンA、種子にサポニン、栄養素カロチン、ビタミンB1、B2、C、E、カルシウム、カリウム、鉄、セレン、特にカロチンは、ニラ1束で1日の所要量を補えるほどです。ミネラルやビタミン類も豊富で緑黄色野菜として優れた野菜です。

カロチン、ビタミンC、E、セレン

免疫力を高め、活性酸素を無毒化して体外に排出してくれるといわれています。

おいしいニラの選び方

葉がピンとまっすぐ伸びていてみずみずしいもの、しなびたり折れたりしていないもの。濃い緑色で肉厚、幅広、香りが強いものを選びましょう。

ニラの下ごしらえ&保存のポイント

冷蔵保存

日持ちがしないので、できるだけ早めにつかい切りましょう。湿らせた新聞紙やキッチンペーパーに包んで冷蔵庫に入れれば、数日は保存できます。

ニラの調理のポイント

手早く調理を

ニラに含まれる硫化アリルは揮発性・水溶性なので、切ったり洗ったりする時は手早く行いましょう。ゆがく時はたっぷりの熱湯に塩をひとつまみ入れてサッとゆがき冷水で冷やします。加熱時間が長くなると色も風味も落ちてしまいます。油で炒めるなど、油と一緒に食べるとビタミンAの吸収率がよくなるので、おすすめの調理法です。

豚肉などと炒めて

ビタミンB1の吸収を高めるため、豚肉炒めやギョーザなどに活用します。また、かぜには身体の温まるニラ卵雑炊がおすすめです。