パプリカの旬

パプリカの旬は4~9月

国内でもハウス栽培が行なわれ、通年手に入ります。
多くは韓国、オランダなどからの輸入品です。

ハンガリーでは必需品

パプリカの品種をつくり育てたのはハンガリーで、現在も一大産地として知られています。ハンガリー料理にパプリカは欠かせない存在で、シチュー料理グヤーシュをはじめ、数多くの料理に用いられ、かつては国をあげてパプリカを生産保護していたほどです。

ピーマンとの違いって?

パプリカもピーマンも、ナス科のトウガラシ属の植物です。このトウガラシ属には、パプリカ、ピーマン、トウガラシなども含まれていますが、これらの分類ははっきりわかれていません。
ピーマンやパプリカ、シシトウガラシは、トウガラシの主な辛み成分「カプサイシンが劣性遺伝子のため果実に辛みをもたない、トウガラシの栽培品種です。
今一般に出回っているパプリカは、ヨーロッパでつくられたベル型ピーマンといわれる品種。さまざまな色があり、赤、緑をはじめオレンジや黄、紫、黒、茶色などがあります。
また、ミニパプリカという名前がつけられている小粒のものもあります。

スパイスの原料にも

種子を取り除いた赤いパプリカを乾燥させ、粉末化したものが、スパイスのパプリカです。
唐辛子にも似た独特の風味を持ちますが、味や風味が穏やかなので、多く入れても料理の味を損ないません。
黒く焦がさない限りは調理しても赤みを保つため、料理を彩る色彩としても用いられます。

パプリカの主な栄養成分

レモンの2倍のビタミンC! 

1日に必要なビタミンCが、オレンジパプリカだと1/6個、赤パプリカだと1/3個で摂れます。赤パプリカは、同じ量のレモンと比べると2倍のビタミンCを含んでいます。美肌効果や日焼けによるメラニン生成を抑える効果が期待できます。

そのほかにも重要なビタミンが含まれています

・ビタミンP(フラボノイド)
毛細血管の強化、抗アレルギー作用、血中中性脂肪を分解するなどの効果が期待できます。また、壊れやすいビタミンCを補助し、さらにビタミンCの抗酸化作用を活性化する働きもあります。
・ビタミンE(トコフェロール)
不飽和脂肪酸の酸化を防ぐため、動脈硬化や心筋梗塞などのリスクを軽減します。脂溶性ビタミンのため、油で炒めることで体内に吸収されやすくなります。

β-カロテンもたっぷり

活性酸素を抑えて、動脈硬化や心筋梗塞などのリスクを軽減してくれます。また、皮膚や粘膜を正常に保ち、免疫力を高めます。

ワタや種も丸ごと食べたほうがいい

実よりも苦味の強いワタの部分には、ピラジンという成分が含まれています。ピラジンは、血液をサラサラにし、血栓、脳梗塞、心筋梗塞の予防につながります。
また、ワタには発芽に必要な栄養分を備えています。
生命力が詰まっている種。種にはカリウムもたっぷり含まれています。カリウムは神経や筋肉を正常に保つ必須ミネラルで、体内の余分な塩分を排出する働きがあります。
ピーマンやパプリカの種に毒素は含まれていませんので、本来とる必要はありません。ワタや種をとらずにおいしく食べられる料理法を考えてみましょう。

おいしいパプリカの選び方

色が均一で濃く、肉厚でツヤとハリのあるものを選んでください。また、軸の切り口が新しく、茶色く変色したり干からびたりしていないか確かめます。
大きくなり過ぎたものは果肉が硬くなっているので、適度な大きさのものを選びましょう。

パプリカの下ごしらえ&保存のポイント

冷蔵保存

丸のまま保存キッチンペーパーなどで水気をよく拭き、1個ずつ新聞紙もしくはラップで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れましょう。傷みが他のものに移りやすいので、傷んだものは早めに取り除きましょう。 (保存期間: 1週間)
カットしたもの保存用の袋やタッパーに入れて冷蔵庫で保存します。軽く湿らせたキッチンペーパーを入れておくと、みずみずしさが保てます。 (保存期間: 4~5日)

冷凍保存

種とワタを取出し、洗った後、水気をしっかりと切り、好みの大きさに切ります。フリーザーバッグに入れて、冷凍庫で保存します。
生でも保存できますが、サッと下茹でをしておくと、変色・変質が抑えられます。
使用する際は解凍せずに調理してください。炒め物やチャーハン、スープの具として使用するとよいでしょう。(保存期限:1か月 )