らっきょうの旬

らっきょうの旬は5月から7月です

8月から9月頃に親となる鱗茎を植え付け、すぐに芽が伸び、晩秋の頃には紫色の花を咲かせ、その後冬を越します。やがて春になり、葉を茂らせ新たな鱗茎に栄養を蓄え、葉が衰え始めた初夏に収穫されます。旬となる収穫の最盛期は地方によってずれますが、早いところで5月頃から始まり、7月頃まで続きます。

原産地は中国

日本へは9世紀には伝来し、当時は主に薬用に用いられていたと考えられています。栽培についての解説は江戸時代に入り農業全書や大和本草の記載が広まり、栽培が広まったとみられます。鳥取や福井で栽培が始まり、明治時代以降、宮崎や鹿児島、茨城など国内各所でも栽培されるようになっていったといわれています。

美しい花畑に

主産地の坂井市三国町三里浜砂丘一帯は、時期になると薄紅色の絨毯の様を呈します。国道305号線を越前海岸方面に南下した辺りがらっきょう畑となり、花は10月下旬から11月上旬頃に咲き始め、開花期は10日間ほどです。
この期間は、可憐な花畑を見ようと、見物客も多くなります。

らっきょうの主な栄養成分

古来から期待される薬効

胃けいれん、下痢、夜尿症、痔、肩凝り、腰痛、冷え性、不眠症、高血圧症、動脈硬化症、神経痛、感冒などに有効といわれており、生食すると寝汗に効くとか、卸し汁は鼻血、切傷、虫刺されによいとかの記載があります。

特有の辛味と香り

特有のにおいのもとは硫化アリルの一種アリシンという物質です。これはビタミンB1の吸収を助け、疲労回復や滋養強壮に効果があるそうです。また、アリシンには、免疫力を高め、がんの予防にも効果があると言われています。更に、血行促進により、冷え性や動脈効果、血栓の予防にも効果的とされています。

食物繊維がたっぷり

非常に多くの食物繊維が含まれています。ごぼうは100gに5.7g含まれていますが、ラッキョウにはなんと21gも含まれています。

おいしいらっきょうの選び方

鱗茎が十分に生育しふっくらとしていて、全体に粒がそろっているものを選びます。

「根付きらっきょう」は芽があまり伸びていないものを選びます。
出荷される直前に、葉と根を切り取られますが、成長が早くすぐに切り口から芽が伸びてきますので、鮮度をみるにはその切り口から伸びた芽の長さで判断が付きます。
鮮度が落ちて、芽が伸びすぎているものは身痩せしていたり、表面が乾燥し、より何重もの皮を剥かなければならなかったりするので避けましょう。

らっきょうの保存のポイント

冷蔵保存

生ラッキョウは買ってきたらすぐに加工しましょう。成長が早くすぐに芽が伸びてきてしまいます。すぐに甘酢漬けや醤油漬けなどにしましょう。
生のまま食べるように保存したい場合は乾燥しないようにポリ袋などにいれ、冷蔵庫に入れておきます。

らっきょうの調理のポイント

醤油漬け

らっきょうを掃除し、綺麗に洗ってから、沸騰させている熱湯に10秒ほど泳がせて殺菌し、ザルに揚げます。
表面の水分を綺麗にふき取って殺菌済みの密封容器にラッキョウを詰め、醤油3:みりん2:酢1の割合で混ぜておいた漬け汁をラッキョウが浸るまで注ぎ密封します。
2週間目あたりから食べられるようになり、冷蔵庫に入れておけば半年ほどは保存することが出来ます。

甘酢漬けを使った料理

らっきょうの甘酢漬けをうすくスライスし、サラダに加えたり、色々な和え物に加えることで味と食感にアクセントを付けることができます。