れんこんの旬

れんこんの旬は9月〜12月です

れんこんは、ほぼ通年出荷されていますが、旬は収穫が始まる9月~10月の秋から、正月のおせち料理で最も需要が多い冬だといわれています。秋口に出荷される新レンコンは柔らかくあっさりとしていて、晩秋から冬のものは粘りが出て甘味もまします。

蓮(はす)の地下茎が肥大した部分

見た目は根のようなので蓮の根=蓮根と言われるようになりました。蓮の若葉も食べられます。日本ではれんこんはおせち料理に欠かせません。それは、れんこんを輪切りにした時に丸い空洞が並んでいて、向こうが良く見えることから、「先の見通しが良い」という縁起を担いで食べます。

最初は花を鑑賞用として

食用として広く利用される東洋系のはすは、一般には中国原産とされていますが、インド、エジプト原産という説もあります。日本には奈良時代に仏教とともに伝えられ、はじめは鑑賞用でした。食用品種は鎌倉時代以降、僧道元らにより再三にわたって中国から導入され、各地に広がって現在の在来種のもとになりました。

れんこんの穴はたいせつな通気孔

地下茎の穴の数は、だいたい真ん中に1個、まわりに9個、合計10個あります。ほかにも、葉や葉柄や花柄にも穴があり、これらが連結していて通気孔となり、根に外の空気を送り込んでいます。れんこんの穴は肉や、からし、明太子を詰めると味が引き立つなど、いろいろな料理の工夫を生み出しています。

疲労回復、かぜの予防、ガン予防、老化防止に効果

ビタミンCが非常に豊富で、疲労回復、かぜの予防、ガン予防、老化防止に効果があります。

胃もたれ、胸焼け、滋養強壮に

れんこんに含まれる粘り成分のムチンは、胃壁を保護する効果やし、たんぱく質の分解に作用するので、胃腸の働きを助け保護してくれます。また、滋養強壮にも効果があるとされています。

ポリフェノールによる消炎止血作用

れんこんのアクにはポリフェノール類が含まれており、消炎止血作用があります。胃潰瘍や十二指腸潰になった時、下血や喀血を止める効果があるそうです。

おいしいれんこんの選び方

れんこんは、ふっくらとして太いもの、持った時にずっしりと重みを感じるものが水分をしっかりと保っていて美味しいものです。表面に艶があり、なるべく傷が付いていないものを選びましょう。古くなるにつれ、乾燥して艶が無くなるとともに、部分的に茶色いシミのようなものが出てきたものは避けましょう。

レンコンの下ごしらえ&保存のポイント

皮を剥く

れんこんはピーラーなどで薄く皮をむいて使います。飾り切りにする場合は、れんこんの穴の周りに沿って切り落としていき、花のような形にします。

酢水と冷水に浸ける違い

れんこんは切ったらすぐに酢水か冷水につけてアクを抜き、変色を防ぎます。酢水に浸すことで、レンコンが持っているムチンの粘りを抑えることにもなり、シャキシャキとした歯ざわりになります。穴の中が黒ずんでいる場合も、1Lにレモン1個分位を絞った中に、30分くらい浸しておくと穴の中まで真っ白になります。冷水でもある程度色止めはでき、もちもちした食感も残るので、煮物などの場合に向いています。

冷蔵保存

両端が閉じているものは、新聞紙などを濡らして包み、ナイロンやポリの袋に入れて野菜庫に入れておきましょう。両端が切られたものは変色してくるため、ぴったりとラップで包んでなるべく空気に触れないようにしましょう。(保存期間:(節付き)3〜4日、(カットしたもの)1〜2日)

冷凍保存

れんこんはカットした部分から水分が抜けるので、両端に節がついたものを買うのがおすすめです。6〜9月に出回る新レンコンは日持ちしないので、なるべく早く使いましょう。カットしたれんこんを保存する場合は、ブランチングして冷凍すると長期保存できます。(保存期間:1ヶ月)

れんこんの調理のポイント

どんな料理の食材としても

れんこんを茹でてサラダに、生のまま酢の物に、炒め物に揚げ物、筑前煮などの煮物、摩り下ろして蒸し物など色々な使い方があります。

あまり煮込まない

れんこんは炒めてから煮たり、沸騰した煮汁に加えて煮ることが多く、いずれもあまり長く煮込まないことが基本です。れんこんを皮付きのまま素焼きにして、塩を振って食べても、とても甘みが出て美味しいです。

れんこんの形を楽しむ

薄くスライスして形を楽しみましょう。れんこんチップスなども美味しいです。