ルッコラの旬

ルッコラの旬は11~12月。ハウス栽培も盛んです

クレオパトラが好んで食べた!

ルッコラは地中海沿岸が原産といわれています。古代ギリシャや古代ローマ時代にすでに食用ハーブとして栽培され、「エルーカ」と呼ばれていたという記録が残っている歴史あるハーブです。古代エジプトでは世界3代美女のひとり、クレオパトラが美しさを保つために、好んでルッコラを食べたといわれています。

さまざまな呼び名

ルッコラはイタリア語で、正式な名称はルッコラ・コルティヴァータ(Rucola Coltivata)です。
イタリア料理ではこのほかに「ルーコラ」「ルケッタ」と呼び親しまれている野菜です。
フランス料理では「ロケット」、英語でも「ロケット」と呼びます。
和名ではキバナスズシロという、黄色い大根の花という意味の名前がつけられていますが、実際は白っぽい花をつけます。
葉を食べるイメージが強いハーブですが、インドでは種子から採った油をピクルスに使用したり、種子を砕いて作られるハーブティーなどとしても利用されています。
似たものにセルバチコまたはワイルドルッコラと呼ばれるものがあり、同じような風味で食べ方も似ていますが、植物学的には別種になります。

ルッコラの辛みの元はアリルイソチオシアネート

ルッコラは、アブラナ科の1年草ハーブで、葉形は大根に似ています。炒ったゴマに似た香りや、ピリッとした辛みが特徴です。成熟すると香りが強すぎるので、多くは若採りされています。
辛みや香りは、栽培方法や土壌によってかなり違ってきます。
ルッコラの辛みの元は、わさびやからし、大根にも含まれる刺激成分の「アリルイソチオシアネート(芥子油)」と呼ばれる成分によるものです。

ルッコラの主な栄養成分

辛味成分アリルイソチオシアネート

ルッコラの辛みは、わさびやからし、大根にも含まれる刺激成分「アリルイソチオシアネート(芥子油)」と呼ばれる成分によるものです。
アリルイソチオシアネートは、強い抗酸化力、殺菌力をもち、ガン予防、血栓予防にも効果があるとされています。
また、体の解毒機能を強化するといわれているグルコシノレートも含んでいます。

ビタミンCの宝庫!

特にビタミンCが非常に豊富で、ほうれん草の約2倍も含まれています。
血液を浄化する働きや、利尿作用、胃のむかつきを抑える作用などもあります。

ミネラルもたっぷり

鉄分が豊富なことで知られるモロヘイヤと、同等の鉄分を含んでいます。
カルシウムの含有量は、ピーマンの約15倍もあります。
体を支え、心臓や脳を保護する役割のある、欠かせない成分です。
マグネシウムやリンも豊富に含んでいます。

栄養価の高い緑黄色野菜

β-カロテンをはじめ、ビタミンEやビタミンKを豊富に含んでいます。

おいしいルッコラの選び方

葉の色が濃いものほど風味が強い傾向にあります。
また、若く茎が細い葉の方が風味はソフトです。
黄色になったものは鮮度が落ちているものなので、緑または黄緑色が鮮やかで、茎葉がシャキッとしているものを選んでください。

ルッコラの下ごしらえ&保存のポイント

冷蔵保存

根がついている場合は、そのまま保存します。根に土がついているときは、土を落とさないほうが長持ちします。
湿らせたキッチンペーパーで包み、さらにポリ袋に入れて、根元が下になるように立てた状態で冷蔵庫の野菜室で保存します。(保存期間:4~5日)

冷凍保存

塩少々を加えた熱湯で、5秒ほど固めに茹でます。冷水にとって水気を絞り、4cmくらいの長さに切り分けます。その後、もう一度水気をよく絞ります。小分けにしてラップで包み、金属製のトレーに乗せて冷凍します。凍ったら保存袋に入れ、空気をよく抜いてそのまま冷凍庫で保存しましょう。使用する場合は自然解凍し、お浸しやペーストなどにするとよいでしょう。(保存期間:2~3週間)