さつまいもの旬

さつまいもの旬は10月から1月です

収穫は8~11月くらいまでですが、採れたてがおいしいとは限らず、2~3ヶ月貯蔵して、余分な水分を逃がしてからの方が甘みが増しホクホクとした美味しいになるため、旬は10月~1月頃。

原産地は中米

さつまいもは、ヒルガオ科の植物の肥大した根の部分で、甘藷(かんしょ)とも呼ばれ、原産地は中米ですが、今では世界中の生産の約9割がアジアで作られています。メキシコを中心とする熱帯アメリカで生まれ、1,600年ごろ薩摩(鹿児島県)に伝わり、薩摩芋と呼ばれるようになりました。

薩摩焼酎の原料にも

鹿児島では、さつまいもが伝わった江戸時代から芋焼酎が盛んに作られるようになり、鹿児島と言えば「芋焼酎」というほど浸透し、各家庭でも作られていたそうです。焼酎に使われるさつまいもは一般的に食用となっている品種とは違い、皮の色が白い小金千貫などが主に用いられてきました。

さつまいもの茎も食べられます

芋づると呼ばれる、さつまいもの葉が付く茎の部分も食べられます。皮をむく手間がかかることもあり、大部分は家畜の飼料や肥料にされているようですが、昭和のはじめには家庭の食宅にもよく出されていたようです。

鹿児島が全国の約4割を生産

生産量の多くは焼酎の原料です。次いで、茨城県、千葉県となっています。

さつまいもの主な栄養成分

食物繊維とビタミンCのダブルパワー

食物繊維以外にもコラーゲンの合成や抗酸化に働くビタミンCを含み、美肌にうれしいダブルのパワーがあります。

アントシアニンのサポート力

紫の色素に含まれるアントシアニンは、ブルーベリーや赤ワインに多く含まれているポリフェノールの一種です。活性酸素をおさえる働きや視力や肝臓の働きをサポートするなど、その機能性に注目されています。

ヤラピンによる便秘改善

生のさつまいもを切ると断面から白いミルク状の液体が滲み出してきます。この白い液体がヤラピンという成分で、古くから緩下剤としての効果があることで知られています。また、さつまいもは効率よく食物繊維をとることが出来るので、この両方の相乗効果によって便秘の改善効果が期待できます。

カリウムを豊富に含んでいます

カリウムはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。逆に不足すると、筋肉が弱り、障害を起こすそうです。

おいしいさつまいもの選び方

全体にふっくらと太く、鮮やかな紅色

ずっしりと重みを感じ、表面に傷や変色した部分が無い物を選びましょう。ねっとりした液体がしみ出しているようなものは蜜が多いときもあるため、甘いさつま芋を選ぶには、切り口をチェックしましょう。

さつまいもの下ごしらえ&保存のポイント

冷暗所保存

乾燥と寒さに弱いので、保存場所には気をつけましょう。さつまいもは暖かいところで栽培されるものなので、冷蔵庫に入れておくと低温障害を起こし、痛みが早くなります。新聞紙などに包んで冷暗所においておきます。適温は10℃から15℃と言われ、18℃を超えると発芽し始めてしまいます。適温では数カ月は保存が可能です。真冬は冷暗所が冷蔵庫より低い温度になる可能性があるので要注意です。

冷凍保存

生のままでは冷凍保存できません。さつまいもを綺麗に洗い、水気を拭き取ってから電子レンジで加熱するか蒸し器で加熱し、いずれも完全に中まで火を通してしまいます。それをラップでしっかりと包んで冷凍します。食べる時は、半解凍で使う大きさに切り、汁物の具や揚げ物などに使います。もちろん潰してきんとんなどにも出来ますが、何にせよもう一度再加熱する必要があります。ペースト状にして冷凍保存するにもおすすめです。

さつまいもの調理のポイント

焼き芋

あまり強火で焼かず、時間をかけてじっくりと焼く方が甘味が引き出されて美味しくなります。160℃~190℃でじっくり30分以上時間をかけて加熱するようにしてください。
焼き芋は、加熱によってさつまいものデンプン質が麦芽糖に変化することで甘く感じるようになるのですが、この時の温度が60~70度の間に限られているそうです。それよりも低くても高くてもこの変化が起こりにくくなるとされています。石焼芋がとても甘くて美味しいのは、この温度帯でじっくりと長時間にわたって加熱されているからで、逆に電子レンジだと、一気に加熱されるため甘味があまり作られないまま火が通ってしまいます。

煮物

さつまいもの甘露煮の場合、あまり甘くし過ぎない事と、レモンを加える事でさっぱりとした味に仕上げることができます。味噌汁や鍋に加えても美味しいです。

揚げ物

スライスを天ぷらにするだけでなく、千切りや細切りにしてかき揚げにしても美味しいです。素揚げしたさつまいもに、バターと蜂蜜を混ぜた物を付けて食べたり、大学芋にしてもいいでしょう。潰したサツマイモを使うと、甘いコロッケができます。

ポタージュやスィーツも

さつまいものポタージュも美味しいですし、それ以外にもスウィートポテトや芋ようかん、ムース、芋かりん糖など色々なスウィーツが作れます。