セロリの旬

セロリの旬は、11~3月です

長野や北海道などの高冷地では、夏から秋にかけて栽培が行われています。

古代には薬用として

セロリの歴史は古く、古代ローマ、ギリシャ時代には、整腸剤や強精剤、あるいは香料として使われていました。また、古代エジプト人は、強い芳香をもつセロリを葬礼用に使っていたといわれています。食用として一般化したのは17世紀に入ってからで、1623年のフランスで、薬草だったセロリを野菜としてはじめて利用したという記録があるそうです。

日本名はオランダみつば

セロリは日本へは、江戸時代にオランダ人によって伝えられました。それ以前に、加藤清正が朝鮮出兵の折に持ち帰ったという説もあり、そのセロリは清正人参(キヨマサニンジン)という名で、江戸時代の『本朝図鑑』に記録されています。

江戸末期から明治時代にかけて、外国船向けにセロリの栽培が始まりました。その頃の日本名は「オランダみつば」でした。独特の強い香りが日本人の食生活にはなかなかなじまず、現在のようにスーパーや八百屋の店頭に並ぶようになったのは、食生活の洋風嗜好が強くなった昭和40年代後半からです。

セロリの主な栄養成分

ビタミンやミネラル、食物繊維がたっぷりの健康野菜

セロリに含まれるビタミンB1、B2は、エネルギーの代謝を改善し、神経系を正常な働きに保つ効果があるとされています。また、血圧を下げる効果があるといわれるカリウムが豊富なので、血圧が気になる方や塩分多めの食事になりがちな方には特におすすめの野菜です。
貧血やめまいを防ぐ鉄分も多く含まれています。

セロリの葉には茎の2倍のβ-カロテンが!

淡色野菜のわりにはβ-カロテンを多く含み、特に、葉には茎の2倍のβ-カロテンが含まれています。葉も上手に使い切りましょう。

ビタミンUが含まれています

セロリにも、キャベツに含まれているビタミンUが含まれています。このビタミンUは「キャベジン」とも呼ばれ、胃酸の分泌を抑えたり、胃腸粘膜を修復するなどの働きがあります。

セロリ特有の香り成分にさまざまな健康効果

セロリの香りと苦みの成分には、アビオイル、セネリンなどが含まれています。アビオイルには、神経のイライラを鎮めたり、頭痛を和らげる、疲労を回復する、ガンを予防するなどの効果があります。セネリンには、口の中をサッパリさせる働きがあるので、油っこい料理や、肉料理の付け合わせにもピッタリです。

おいしいセロリの選び方

セロリは香りが高いのが新鮮な証拠。葉の緑が濃くて生き生きとし、茎が太くて長いもの、茎が「の」の字に巻き、筋がたてにはっきりと入っていて、デコボコしているくらいのものが良品です。割れていたり、葉の色が黄色く変色しているものは避けましょう。

セロリの下ごしらえ&保存のポイント

冷蔵保存

なるべく早く使い切りましょう。保存するときは、葉の部分と茎を別々にし、それぞれラップや新聞紙で包み、冷蔵庫の野菜室で立てた状態で保存します。葉の部分は、1~2日であれば、コップに水を入れてさしておくこともできます。(保存期間:2~3日)