ししとう(ししとうがらし)の旬

ししとうの旬は7~9月です

もっとも美味しい旬の時期は、太陽をいっぱい浴びた露地物の唐辛子が収穫される初夏から夏にかけてです。

ナス科トウガラシ属 

ししとうは甘とうがらし(唐辛子甘味種)の一種で、「南蛮辛子」又は「南蛮」とも呼ばれ、 辛い唐辛子と同じトウガラシ属になります。ピーマンやパプリカも甘とうがらし(唐辛子甘味種)の部類です。

獅子の顔から名前を

ししとうはししとうがらしとも呼ばれていますが、でこぼことした起伏のある形が獅子の顔をイメージさせることから名付けられました。

ときどきすごく辛い

育つ環境により、乾燥など強いストレスの中で育つと辛くなるといわれています。すごく辛い物の多くは小ぶりで中に種が少ない事が多く、受粉不良によるもので、激辛唐辛子の原因のひとつです。

スウィートペッパーって?

アメリカで辛くない唐辛子を指す言葉で、ピーマンやパプリカは全てスウィートペッパーと呼ばれています。

甘唐辛子(甘とうがらし)の品種

甘唐辛子(甘とうがらし)の代表的な物にししとう(獅子唐)が、京都の伝統野菜の伏見甘とうがらし(ふしみあま)や万願寺とうがらし、山科とうがらしなども甘とうがらしの仲間です。京都では、とうがらしの実だけでなく、葉も「きごしょ」と呼ばれ煮物や佃煮にして食べます。葉唐辛子といい、唐辛子の葉もほんのりと辛く美味しいです。

高知県が全国の約40%を生産

高知県の次が、千葉県、和歌山県となっています。

ししとう(ししとうがらし)の主な栄養成分

ビタミンCが豊富

風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。

β-カロテンがたっぷり

β-カロテンは抗発ガン作用や免疫賦活作用があるといわれ、体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。

ビタミンEによる強い抗酸化作用

β-カロテンと並び強い抗酸化作用をもつビタミンEが、沢山含まれています。動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に良いだけでなく、美肌を保つためにも大切な栄養素です。

おいしいししとう(ししとうがらし)の選び方

鮮やかな緑色をしていて艶があり、さわった時に張りがあり、柔らかい弾力を感じるものを選びます。ただし、固く感じるものは鮮度が落ちている場合があるので避けましょう。色がやや黒みを帯びた緑のものは辛い可能性があるようです。

軸の切り口がまだ新しく、茶色く変色したり干からびたりしていないものを。大き過ぎるものは育ち過ぎで美味しさが劣ります。

ししとう(ししとうがらし)の下ごしらえ&保存のポイント

冷蔵保存

冷蔵庫に長時間入れておくと低温障害を起こして傷みやすく、カロテンも減ってしまうため、買った翌日くらいならパックのままでも大丈夫ですが、すぐに使わない場合は乾燥しないようにキッチンペーパーや新聞紙で包み、さらにポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。(保存期間:4~5日)

冷凍保存

洗った後、ヘタと種を取り除き、そのまま、あるいは千切りにし、金属のトレーに乗せて急速冷凍しましょう。凍ったら冷凍用保存袋に入れて、そのまま冷凍庫で保存します。使用するときは、凍ったまま炒め物にするとよいでしょう。(保存期間:1か月)

ししとう(ししとうがらし)の調理のポイント

甘とうがらしを揚げる時は必ず穴をあける

丸まま揚げたり焼いたりすることも多いですが、あげる場合は中の空気が膨張し破裂して危険なので、必ず竹串で所々穴をあけておきましょう。

生でも

生でも美味しく食べられます。特に伏見とうがらしや万願寺とうがらしは甘味があり、味噌を付けたり、コチュジャンを付けてかじると、その歯触りも良く美味しいです。

炒め物

ジャコやゴマ、おかかなどと共にさっと油で炒め、酒、みりん、醤油を加え汁気が無くなるまで炒め煮にするのが定番です。
ひき肉などの詰め物をしても美味しいです。

煮物

さっと炒めてから煮る炒め煮が一般的です。

焼きもの

炭火で素焼きした物に生姜醤油を垂らして鰹節を振りかけて食べます。フライパンで焼いても良いですが、その場合は少し油を垂らした方が良いでしょう。