しその旬

青じそは初夏から夏にかけてが旬で、赤じそは6~7月に市場に出回ります

6月頃がちょうど梅の収穫時期となるので、その時期に梅干の材料として出回る以外は、ほとんどスーパーや青果店の店頭で見かけることはありません。

主に2種類

葉の色が緑色のものを「青じそ」、葉の色が紫色のものを「赤じそ」と呼んでいます。薬味として使われるのは「大葉」とも呼ばれる「青じそ」が一般的です。

青じその花

「青芽(あおめ)」や「穂じそ」と呼ばれ、葉と同様刺身のツマにもよく使われています。

赤じそ

赤じそは、緑色の青じそ(大葉)とは対照的な、紫色をした葉を持つしそ(シソ)です。
梅干しの材料に使われ、赤じそから出る鮮やかな紅色が大変特徴的です。その他、乾燥させたものを細かくしたふりかけ「ゆかり」にも使われています。

生産量の約3割を占める愛知県

その他の産地としては、群馬県、愛媛県、高知県、北海道など全国各地でしそ(シソ)は生産されています。愛知県の中でも特に豊橋市は青じそ(大葉)の生産が盛んで、青じそ(大葉)以外にも穂じそや食用菊などの生産も多く、刺身などのつまとして使われる「つまもの」の日本一の生産地として知られています。

しその主な栄養成分

ビタミンA、ビタミンC、ミネラルなども豊富

栄養的にも優れた野菜です。

ペリラアルデハイド、リモネン

青じそ(大葉)が刺身のツマとして使われる一番の理由は、青じそ(大葉)の持つ殺菌力と防腐効果とその香りです。刻んだ「しそ」また、しそ(シソ)を原料とした漢方薬「香蘇散」には魚が原因のじんましんの症状に効果があるそうです。青じそ(大葉)は食中毒の予防効果も期待でき、殺菌作用は、細かく刻めばより効果が高まります。

花粉症にロズマリン酸

ポリフェノールの一種で、免疫機能を正常に保ち、アレルギー症状を軽減する効果があるといわれています。花粉症やアレルギー性皮膚炎などのアレルギー症状に効果的な食品として注目を集めているのです。

代表的な料理

天ぷら、寿司、おにぎり、刺身、素麺、スパゲティ、餃子、サラダなど、さまざまなものに使うことができます。

加工品

ふりかけ、しそわかめ、七味唐辛子、梅干、しそ焼酎、しそ酢、しそドリンク、えごま油(しそ油)、福神漬、塩釜(宮城県の銘菓)、青じそドレッシング、しそ巻きなどがあります。

しそ酢

しそもろみ酢しそ酢は、青紫蘇や赤紫蘇を酢に漬け込んだものです。赤じそを使ったしそ酢の方が多く市場に出回っているようです。

しそ油(えごま油)

しそ油とは、葉ではなく種子を絞った油のことです。 厳密に言うと「しそ油」と「えごま油」は別物ですが、同じように扱われることも多くあるようです。「えごま油」はしそ科の植物「えごま」の種子を絞ったもので、「じゅうねん油」と呼ばれることもあるようです。えごまは、胡麻と混同されることもありますが、シソ科らしく見た目は青じそによく似ていて、ゴマ科の胡麻とは別物です。

大葉料理

生のまま刺身のツマとして使用したり、衣をつけて天ぷらにしたりします。東北地方などでは、甘辛くした味噌を青じその葉で巻いて油で揚げるという「紫蘇巻き」という郷土料理もあります。ドレッシングなどでも青じそを使った和風のものは定番となりつつあります。