スルメイカの旬

スルメイカの旬は7月〜9月です

魚介類の中でもっとも多く食されています

古来、スルメイカは日本列島周辺の海域に固有の種であり、北はオホーツク海から、日本海、東シナ海にかけての近海の表層、中層に多く生息していました。
近年では、米国アラスカ州からカナダ西部の近海、ベトナムにも多数が生息しています。
日本では、現在でももっとも消費量の多い魚介類はイカで、その半数はスルメイカです。三陸地方などでは「真イカ」と呼ばれています。

日本人にとって馴染み深い食材です

塩辛やイカめし、イカそうめんなど、昔からさまざまな料理や加工食品の材料として使われてきました。
もちろんスルメにも加工されますが、スルメイカでつくられるものは「二番スルメ
と呼ばれています。もっとも高級とされる「一番スルメ
は、ケンサキイカ、あるいはヤリイカのスルメです。
また、能登地方では、スルメイカの内臓を自然発酵、熟成させてつくる「いしり」と呼ばれる魚醤が、今に伝えられています。

スルメイカとヤリイカの違い

一見するとヤリイカに似ていますが、両者には明らかな違いがあります。スルメイカのエンペラ(耳)は胴体先端部に付いていますが、ヤリイカは胴体の真ん中よりやや上部に付いています。また、スルメイカは10本ある足のうち、触腕という2本が他の足より突出して長いですが、ヤリイカの足はすべて同じくらいの長さで、スルメイカよりも足が短いのが特徴です。

スルメイカの主な栄養成分

高たんぱく食品

イカは、リジンを多く含む、良質なタンパク質源といえます。さらに、消化がよい食品です。

タウリンが豊富

イカにはタウリンが多く含まれており、胆汁の分泌を促進し、肝臓の働きを助け、 肝機能を高める働きがあります。

ビタミンDを除くすべてのビタミンが存在

含量はそれほど多くはありませんが、ビタミンD以外のビタミン類がほとんどすべて含まれていて、バランスのとれたビタミン供給源となります。
中でも、ナイアシンが多いことが特長です。ナイアシンは、皮膚や粘膜の健康を維持します。

低脂肪

イカの脂肪含量は約2%。魚介類の脂肪はおよそ5%以上なので、とても少ないことがわかります。

リン脂質が多い

イカにはリン脂質が多く含まれていることが特徴です。リン脂質には抗酸化作用があります。

おいしいスルメイカの選び方

胴がふくらんでいて張りがあり、全体の色が黒いものを選びましょう。足の吸盤に触れたとき、吸い付くものが新鮮です。

スルメイカの下ごしらえ&保存のポイント

さばき方

胴の中に指を入れ、筒状の外身と足や頭の接合部分を指ではずします。足を束ねてもち、静かに引っ張って内臓ごと引き抜きます。ゲソの部分と内臓を切り離し、ゲソの触手の先を切り捨てます。ゲソの付け根にある目玉とくちばしを取り除きます。外身から軟骨を抜き取り、エンペラを取ります。外身の皮をはがします。

冷凍保存

下処理したイカを丸のまま、もしくは刺身用などにカットし、ラップで包みます。冷凍保存用袋に入れ、冷凍庫で保存します。
刺身の場合は、食べる前に流水で解凍します。(保存期間:1か月)