たらの芽の旬

たらの芽の旬は4月〜6月です

天然物は春から初夏にかけて芽吹きます。場所にもよりますが、天然物が採れる旬は4月から6月上旬位までです。桜の咲く頃、里山で収穫できます。ハウス栽培物は、料亭などへ、かなり早い時期から出荷が始まります。早い物で12月頃から出荷され出荷のピークは2月下旬から3月になります。

山菜の王様

タラの芽はウコギ科のタラノキの新芽。新芽の部分を山菜として食べます。ほのかな苦みや、もっちりした食感が春を伝える食材として人気があり、山菜の王様ともいわれています。

女だら(メダラ)と男だら(オダラ/オンタラ)

山に自生しているタラの木は白っぽく、幹や枝の表面に鋭い棘が沢山あり、男だら(オダラ/オンタラ)と呼ばれています。山菜採りの時にはこの棘がウルシとの見極めに有効なのですが、この棘が少ない女だら(メダラ)という種類もあり、栽培には主にメダラが用いられています。男だら(オダラ/オンタラ)には棘があり、ハウスで栽培されている黄緑色の綺麗な肌をした女だら(メダラ)とは一見して違いが分かります

民間生薬

日本では樹皮、根皮を糖尿病、腎臓病、胃腸病など、韓国では咳止め、糖尿病、ガン、中国では根皮を強壮、神経衰弱などに用いられています。

収穫方法

たらの木の原木を前年の秋から初冬にかけて長さ1から1・5メートル、直径5センチほどに伐採しておき、たらの芽の出る所に合わせて10~15センチほどの長さにカットしたものを、水を張ったところにびっしりと並べビニールシートで覆い、芽が出たところを収穫します。

たらの芽の主な栄養成分

エラトサイド

強い糖吸収抑制作用、胃粘膜保護作用、アルコール吸収抑制作用、肝臓保護作用があります。単糖類類(ブドウ糖などの)と二糖類(しょ糖・オリゴ糖など)の効果があるといわれ、糖の吸収を抑制してインスリンの適正な分泌を促し、血糖値の上昇を抑える効果があるといわれています。糖尿病・肝臓病・肝炎・動脈硬化・肥満の改善とその予防に。厚生省では医薬品成分として分類。

ミネラルも

マグネシウム、リン、鉄分などのミネラルを含んでいます。カリウムを多く含み、むくみの改善や高血圧予防に効果があります。

カルシウム、β-カロチン、ビタミンC・E・Kが豊富

ビタミンはEは、活性酸素から体を守り、老化を防ぐ作用があります。骨の健康維持に必要なビタミンKや、精神的疲労を安定させる効果があるといわれる、ビタミンB群も多く含みます。

カリウムがたっぷり

むくみの改善や高血圧予防に効果があります。

おいしいたらの芽の選び方

タラの芽は伸び過ぎると苦みやエグミが強くなりますが、小さすぎても風味が弱く食べるところが少ないので、芽のつぼみ状のところが開いて3から5cm位芽が伸びたくらいの物がアクが少なく初心者には食べやすいでしょう。食べなれると、葉が少し開きかけてきたほうが、タラの芽の風味がしっかりと感じられます。

たらの芽の下ごしらえ&保存のポイント

はかまの部分と取り水でサッと洗い、天ぷらや炒め物の場合はそのまま使用します。塩を入れた湯ですばやく茹で、すぐに水にさらしてざるにあげます。アクを抜きすぎると香りやほろにがい味わいがなくなるので、水につける時間は短めにするのがポイント。

冷蔵保存

タラの芽はあまり日持ちするものではありません。香りが大切な食材なので、新鮮なうちになるべく早く食べるようにしましょう。保存は、乾燥しないように新聞紙などに包み、穴をあけたポリ袋などに入れ、野菜庫に。(保存期間:2~3日)

冷凍保存

長期間保存したい場合、薄めの塩を加えて沸騰した湯で1分半程度固めに茹で、氷水に落として水にさらしアクを抜いた後、水気を切って小分けし、アルミやステンレスのバットに広げ一気に冷凍。小分けしてラップなどで包み、保存袋に入れて冷凍を。更に長期間保存する場合は塩漬けに。

たらの芽の調理のポイント

和えもの

茹でたものはおひたしや和えものに。ウドやキュウリ、ダイコンなどとサラダにも。