飛魚(トビウオ)の旬

トビウオの旬は6~8月頃です

回遊魚として暖流にのって南海から日本付近に北上し、産卵。秋に再び南下する。地方によって漁獲される時期が異なり、長崎や宮崎では秋の魚として知られる。
春先に関東の市場に出るトビウオは、八丈島付近で採られたもので、大型で味もよく、クサヤの材料にも使われる。

黒潮に乗って日本近海に

トビウオ科の魚は約20種といわれています。本トビウオ、ハマトビウオ、ツクシトビウオ、ホソトビウオなどがいます。最も多いのは本トビウオと呼ばれるものです。最も高く取引されるのは、大型(30cm以上)になるハマトビウオです。

意外と多い!トビウオの加工食品

とびこ:トビウオの卵(真子)の塩蔵品。
焼きアゴ:焼いて干したもの。
あごちくわ:トビウオのすり身でできたちくわ。
くさや:トビウオ等をくさや汁と呼ばれる発酵液に浸漬した後、乾燥させた魚の干物。

トビウオの飛行距離

水上を飛ぶのは、敵から逃れたり、船などに驚いた時、寄生虫のカユミのため等の説があります。時速70Km程度で水面下を泳ぎ、助走し、尾ビレなどで水面を激しく叩いて浮上して飛びます。飛行距離は100m~200mですが、最高400m程度飛んだものもあり、飛び上がる高さも、最高では10mにおよぶものもあります。

フジヤマのトビウオ

元日本JOC会長古橋広之進氏が水泳現役時代の、アメリカにおける異名・称号。
終戦後、橋爪四郎氏と共に、競泳自由型四百・八百・千五百メートルで、泳ぐ度に世界記録を塗り替えて世界を驚嘆させました。まさにトビウオのような泳ぎだったそうです。

トビウオの主な栄養成分

ビタミンなどが豊富

ビタミンB12、ナイアシン、たんぱく質、ビタミンD、ビタミンB6、リン、ビタミンEなどを多く含んでいます。

高たんぱく

運動量が多いため脂質は少なく味は淡白ですが、高たんぱく。カリウムの含有量も多い。

元素の一種セレンが豊富

抗酸化性に富むため、老化を防ぎ、心臓発作、リウマチ、関節炎、筋無力症などに効果があるといわれています。

ミネラルたっぷり

筋肉や神経の興奮を制御するマグネシウム、血液を作る銅などのミネラルが豊富です。

ナイアシンも豊富

ナイアシンは二日酔いを予防する効果もあるといわれています。

おいしいトビウオの選び方

目が黒く澄んでいてみずみずしい物、翼のようなヒレが干からびていないものを選びましょう。ウロコがはがれておらず、背部の青黒色が鮮やかで、皮に光沢があり、身に弾力のあるもの。

トビウオの下ごしらえ&保存のポイント

翼のようなヒレを盛り付けに活かすといいでしょう。少し小骨が多いので、食べやすさを優先するなら三枚におろし、小骨まで掃除してから調理する方がいいかもしれません。ムナビレを広げずに焼くならば、はさみなどで切り取ってから塩を振って焼きます。

冷凍保存

開きにして5%ほどの塩水に漬けて干し、出来上がった一夜干しを冷凍します。(保存期間:1か月)

トビウオの調理のポイント

熱いうちに

加熱したものは、冷めるとかたくなるので、熱いうちに食べるのが美味しいです。